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和田アキラさん追悼

和田アキラさん追悼

スポニチ
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フュージョンバンド「PRISM(プリズム)」のギタリスト・和田アキラ(わだ・あきら、本名和田晃=わだ・あきら)さんが28日、敗血症による多臓器不全のため神奈川県内の病院で死去した。64歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。かねて病気療養中だった。29日、バンドの公式サイトで発表された。

 18歳の時、ベースの渡辺建(67)とともに日本初のフュージョンバンド「PRISM」を結成。翌76年、エリック・クラプトン(75)の日本公演の前座を務め、注目された。77年、デビューアルバム「PRISM」が発売日に完売するなど、伝説を残した。

 ラテン・フュージョン音楽の第一人者・松岡直也さん(2014年死去)の「松岡直也グループ」にも参加。松岡さんが作曲した中森明菜(55)の「ミ・アモーレ」(85年)に携わり、松岡さんが講師を務めたNHK教育「ベストサウンドIV」(88~89年)でギター講師を担当。PRISM、ソロ活動の傍ら、井上陽水(72)森高千里(51)らのアルバムやツアーに参加した。
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PRISMは青春とともに駆け抜けたフュージョンバンドだった。
ただ心地よい音楽だけを求めず、複合拍子などを多用して、独自の高度な音楽路線歩んでいったバンド。

その素晴らしいギタリストが、1つの歴史を作って、フュージョンの世界を広げた。

俺もこのバンドに感化され、音楽のあり方を模索した。
今思えば、作曲したいくつかのフュージョン曲は、和田アキラさんへの尊敬の念で作ったようなものだったと思う。

毎日車でプリズムを聴いているだけに辛い。
長かった闘病生活にピリオドを打ち、それが同時にお別れになった。
ご冥福をお祈りするとともに、自作品をここに捧げたいと思います。