ブリブリの日常的な感じ

日常の自分を綴る

5月18日の話

5月18日は休みだった。

月末にある、町内会の一斉清掃の準備で、役員として草刈機のメンテナンスをしておく必要があった。
俺は、刈払機の資格を持ってるので、とりあえず副会長でもあるし、俺がやっとくしかないかと申し出た。
会長はそういうことに精通してる会社だって聞いてて、交換の刃も持ってきてくれたが、自分で操作したことがないとのことで…
午前10時から2時間ほどメンテナンスを行った。

それから今度は、市のパトロールが週末にあるので、その時、持って行く棒ライトなどの電池が切れていたから、それをホームセンターに買いに行き、結局お昼は時間がなくてコンビニのスパゲティを購入して食べた。

午前中ずっと外にいたから、日焼けしたのか体がだるくて、食事をとってから資格試験勉強を始めたが、ものの3分で居眠り状態。
とりあえず30分ほど横になってから、もう一度勉強を始めたがやっぱり長続きしなかった。
ぼんやり撮り溜めした録画を見た。

夕方になって犬の散歩に行き、戻ってきたらカミさんが、20日のお袋の病院のことについて、車で送っていくように言っている。
他の病院はいざ知らず、今回の病院は駅から遠くて、バスしかないから、不便だから送ってやってくれと言ってる。
まあそれは予定にはなってたが、気に入らない状態だった。

そもそもこのお袋、自分から頭を下げて、人に物を頼むことをしない。
なんでも偉そうに振る舞って、体が伴わない典型的な人間。

この間娘が孫を連れて遊びに来た時もそうだった。
ちょうどお袋が用事で駅に出たいっていう話で、行くのは自分なのに、親父に頼ませていた。
不愉快に思った娘は、どうして自分の用事なのに、おじいちゃんに頼ませるんだ?と。
不服だったけども、学生の時に何度か学校まで送ってもらったからと、送ったのだが…
考えてみたら、お袋には送ってもらってないとか。

娘らもお袋のことは好きじゃないから。

毎回こういう事をやってるからつけが回ってきた。
病院に行っても金を払うのは親父だし、予約も親父。
そうやって女王様気取りでやらせていたから、親父が具合が悪くなった時に、自分では何もできなくて困った事になった。
この話は散々の前に書いたから割愛する。

当然俺も、こんな親なんかシカトだし。
俺や妹に大学に行かせる金は家にないと言い、自分の趣味の民謡で、名取になるのに大金を使ったお袋の卑劣さ、家の金をギヤンブルと飲み屋の女に使い込み、うつつを抜かしてた親父のやってきたことなど、このでたらめな親については、過去にも散々書いたから、こちらも割愛する。

金曜に病院に行く事は、4月の診察の時にはわかっていたんだけど、俺は時間は聞いてなかった。
あの時先生が、次は5月XX日でいいですか?とお袋に尋ねた時に、お袋が俺の顔を見てどうするんだと言った。
それで俺は、どうするもこうするも自分で決めることだろう?とそこで答えたが、先生が怪訝な顔をしたので、それでいいですと返事をした。
お袋は俺に車で送ってもらうのが当たり前と言っている。
俺の都合のいい日じゃないと、送ってもらえないからなってことで、そういう顔をしたんだろう。
病院の件はそれっきり。

そもそも何から何までこの人は、こういう偉そうな態度をとる。

親父が89歳になった時に免許を返納し、その時83歳だったお袋も同時に免許を返納した。
免許を返納したので、自分達は動きが取れないんだから、子供が送っていくのが当たり前だと、他所で言ってるらしいし、昨日もそう言われた。

正直言ってこの二人は報連相がまるで出来ない夫婦。
家族旅行行くからと言われて、それは人生で初めての家族旅行だったのだが、ちょうど俺が三十歳の時だった。
妹たち夫婦にも連絡して、大勢で熱海に出かけることになったのだが、どういったスケジュールで行くんだと聞いたら、今考えてると親父が答えた。
それで結局当日近くになっても何も言わないので、こちらから、それからどうなった?と聞いたら、何も決まってない、お前がみんなを案内してくれればそれでいいと。

そんな旅行ってあるかよ。
この他にも山ほど同じような話があるがきりがないのでやめておく。

ホテルは自分達の友達が点数が上がるからと予約してくれて、結局金だけ払ってくれたらいいって事だった。
どうやっていくか、どこで楽しむかとか、まるでビジョンもないのに、突然旅行をふられて会社の休みを取るのも大変だった。

その他にも、こういう事は膨大にある。

それで、夕飯時に親父が、明日は送ってもらえるのかな?ときた。
俺は日には聞いてるが時間とかきいてないし、だいたい頼まれてないと答えた。

するとお袋が、いっしょに病院に行ったろう?と言ってきた。
人に物を頼むのに、あんたもあの時聞いてたろ?ってなんだ!と言うと、とてつもなく嫌な顔をした。
とにかく俺は日にちは知ってるが、時間まで聞いてないし頼まれてない。
そう言うしかなかったが。
すると親父がお袋に時間を聞いて、明日昼から頼むと言ってきたので、行くのはお袋だろ?なんで親父が頼むんだ?と返した。

その後、非常に嫌な顔して、じゃお願いします。吐き捨てるように言われた。
それに付け加えて、車がないんだからさ。と。
だったらなんだ、電車で行けよ…と言いたかったが、この人には無駄から言うのをやめた。

本来だったら、忙しいところ悪いんだけど、病院までの送迎お願いしますって言うところでしょ。
なにを終始偉そうな態度で、吐き捨てるようにお願いしますだ。
ほんと、嫌になる。

送迎はただ送るだけじゃない。
検査や診察で何時間も待たされる。
試験勉強だって捗ってないのに、こんな無駄な時間を浪費してる暇ないんだよ。

だいたいこれまで、診察から入院から手術から退院から…俺が全部面倒見てきたが、それに対しての感謝の言葉もろくすっぽなし。
いつも横柄な態度で、俺たち子供のために、一生懸命やってきてくれたのならいざ知らず、いつでもうちには金がないと子供を騙し、夕飯もろくに作らない生活をしてた。
俺が遊び呆けて帰ってこないお袋の代わりに、妹の弁当まで作ってきたのだから。

なんで長生きするかな…

しかし、かみさんはそんな詳しい事はわからないからね、俺の態度が悪いとか、えって俺に腹を立てて口もきかない。

いいよそれで。
こっちも余計なことを喋りたくない。

親に大事にされてきた人には、言っても絶対にわからないだろうからね。