ブリブリの日常的な感じ

日常の自分を綴る

Diary 138

5月17日金曜日。

今朝は、緑のたぬきを。

今日は67歳の新人が来るのだが、前日に電話があって、迷子になるかも知れないから、そうなったら電話すると話があった。

でもさ、駐車場まで案内しましたよね?って言った。
紙ベースでここですって案内なら、それはわからなくても仕方ないところもある。
100歩譲って、複雑な地形だったらそれも仕方ないかなと。
けど 一本道を突き当り右に曲がって、すぐ左に曲がるだけなんだけど…
実際案内現地にいっしょに行ってさ、どこに駐車するか教えて、それ以上どう教えるのかね?

ちょっと嫌な予感はしてたんだけど、今朝、俺が駐車場にから庁舎に歩いて行くと、  庁舎の目の前の駐車場に停めてある見覚えのある車があった。
窓開けて、俺の方見て名前を呼んでいる人。
そんな遠くから人間の顔を識別してわかる位、記憶能力があるんだったら、駐車場がどこにあるかわかるだろって。

案の定、駐車場はどこかと聞いてきたから、 そこの道をまっすぐ行って、突き当たりを右に曲がって見えますよ、と。

また駐車場まで案内しろって、 2回もやってられるかよ。
小学生じゃあるまいし。

俺はさっさと部屋に行って、 仕事の準備をしていたところに、大声でZさんが入ってきた。

なんか最初から思いやられるなと思った。

それで今日は朝から冷房の装置が壊れているので、業者が来るから、 そっちの対応しなきゃならないので、 それと、小学生の社会科見学で、議会棟の空調管理をしないとならないから、環境測定日と重なったので外部から来る有資格者と一緒に、 庁舎内を回って測定を手伝ってくださいとお願いした。

とりあえず、議会棟の雨漏り確認で一緒に行って間取りとか説明して、空調機の場所を教えて、俺がこれから温度管理する実際の空調機の本体を見せて教えた。

それで議会棟の鍵を持ってくるの忘れたから、守衛さんの所に取りにいくと言うと、わかりましたここで待ってますと。

え?守衛さんから鍵を借りるのに、借り方を知らないと駄目でしょ?、いっしょに来てくださいと言った。

申し訳ないが、67歳で巨体で運動をしてる感じでも無い。
体重も100kg前後だと思う。
少し歩くと疲れるのか、自分はいっしょに行かない待ってます…ってシーンが一日を通して多かった。

少なくとも、ここに居てくださいと言われない限り、教えてくれる人と一緒に行動するのが普通だよな。
でも、この人は、これから別館の説明もするのだが、その時にも、行ったり来たりで大変だってこぼす。
普通で1万歩、ひどい時には2万歩は歩きますよ…って言ったら、げんなりした顔をしてた。

送風機が自動運転を開始したので、  空調機計器の動作記載を教えた。
そちらは全部で12項目あるのだが、1時間に一度、計器を見て記入していく。
写すだけ。
それぞれの意味を教えて、一通り書いて見せた。

この人ノートは持ってきているが、ここまでで、まったくメモも取ってない。
それどころか、俺のクリップで閉じてあるメモ用紙とって、 ここに書いちゃっていいですか?と。

は?

人が使ってるものに書いていいわけないでしょう。
これは俺のメモ用紙だから、メモが必要だったらこっちにメモ用の不要な用紙があるんで、それで自分の分を作ってくださいと言った。

けど、学んでいることをメモするんだから、自分のノートに書けよって。
呆れる。

それから電力系の記載になった。
こちらは朝一に各30項目の電力状況と、  やはり1時間に一回記載する電力使用状況16項目2種類があって、それらはパネルの電力計にデジタル表示されてるのを写すだけ。
一つの項目だけは、時間ごとに前の時間との差分に、定数を掛け計算する。

これらは、俺も一度しか教えてもらってないし、 何をどこに書けばいいかが、表示盤のところに書いてあるんで、よく考えてみればすぐわかる。

実際にあんぽんたん部長も一度しか教えてなかったが、昔の記載を見ながら何とか書くことができてた。

一通り記入の仕方を教えて、 それじゃあZさん記載してみてくださいと言うと、わかりましたと用紙を挟んだバインダーを持ち、電力の記載をはじめたが…

え〜わかりません…って。

最初から何一つ覚えてなかった。
4日で辞めた前の74歳もダメだったが、いくつかの項目だけは覚えていた。
この人は、最初から何も書けない。
これは難しいかもしれないから、もう一度最初からやりましょうねと、それぞれを繰り返し教える。
それからまた、書いてみてくださいと言うと、 一応は書いたが、 一つ一つ全部こっちに聞いて、数値までこれでいいんですか?と。
いいですよって答えて書いてもらったら、それ自分じゃなくて、俺が書いたことになりません?

けれど、1日は8時間ありますから、 あと、残りの回数を書いたら、基本的にはデジタル表示を写すだけなので、覚えますよと言った。

けどね、ちょっとひど過ぎるかな?これは時間がかかるなと。

そこから、朝一番で1Fトイレの蛍光灯を交換したが、また電話があって、今度は2Fだと言う。
1Fのことじゃん?と見に行くと、やぱ2Fも切れてた。
Zさんに交換してもらったが、蛍光灯の表示を手前に向けるのが通常だが、それも考えてないし、そもそも取り付けもちょっと見てて、手つきが危うい感じがした。

頼めるのだろうか?不安を覚えた。
やっぱ前の人もだめだったが、病院設備から来た人は、こういった基本ができてないのか?と思った。

9時半になると、修理業者が来てくれて、 中身が複雑なんでちょっと時間がかかるとの話。
役所の技士から係長から、 冷房が使えないとなると一大事なので、みんなが集結した。
その様子をZさんが最初は黙って見てたが、修理業者がZさんもメンバーだと思ったか、Zさんの方を少し向いて話をした途端に、大きな声で返事して、ハイハイとうなずきながら、わかりもしない話を聞いてる。

なんか違和感があった。

配管を追って説明をしてたときに、ふと見ると、いっしょについてきてて、機械の奥の方の説明をしてる時に、何故か前にしゃしゃり出て、ガタイが大きいから邪魔。

この機械を知ってるならわかるが、入社するのに挨拶に来たときに、こうした設備の経験を聞いたら、まるで動かした事がないと言う。
この話もさ、病院の設備管理をやっていたって話だったから、機械を動かした事がないって解せなかったんだけどね。

申し訳ないが、今日始めて来た人で、計器類も説明してもさ、まるっきりわからなかったのだから、まして構造上の話なんてわかるわけが無いんだよ。
学ぼうという気持ちで前に出て来てるのかも知れないが、そうは思えなかった。

正直、管理課の人の手前、ええ格シイをしたいだけだったのでは?と思ったんです。

結論から言うと、自動制御装置が壊れてしまって、冷却水が冷却塔から冷温水発生機まで循環することができなくなってしまい、 冷温水発生機の周りでぐるぐる回ってる状態だった。
冷温水発生機をガス炊きしてるので、 壊れた自動制御盤が冷却水の目標温度が100度と示していたので、それを目標に加熱されて、50度のところでエラーで停止してしまったということが推測も入るがわかった。

15日に冷温水発生機の定期点検があって、その時に冷房に切り替えたが、冷却水が温度が高く、それは自分たちの問題ではないと点検業者が言って帰った。
無責任じゃないと思ったんだけどね。

それで役所の技士に相談して、冷却塔を設置した別の業者に相談して、その業者が壊れているであろう自動制御盤との接続について、知ってるんじゃないか?と言うことで修理依頼をかけてくれた。

全部ではないが、冷却水関連は制御盤との接続があったのを冷却塔業者は理解してて、制御盤はすぐに修理できないので、バルブが閉鎖され循環が内部循環になった弁の部分を開けて、冷却水の水路を確保するのに、バイパス弁を開けて対応。
これは記録なので書いておく。

昨日は冷却水が50度以上になって緊急停止したが、この方法で冷たい水が冷却塔から流れ込むことになって、冷房運転は問題なく実施することができた。

後日に、自動制御の修理を行うこともだいたい決まった。

本当に助けられたなと感じた。
誰に相談したらいいだろうと、けっこう悩んだ末の役所への相談だった。

たまたまその技士は、 グルメな人で有名だったので、俺が醤油工場に行った際、買ってきた熟成されたおいしい醤油を差し上げた人だった。

世の中、無駄な事はないなと思った。
快く協力していただいて、本当に感謝だった。

そうこうしてる間に、小学生の見学の時間が近づいてきてて、 同時に、環境測定のために有資格者Tさんがやってきた。
この人は、俺がインフルエンザの時に一人でやってくれて、信頼しているので、申し訳ないが、Zさんといっしょに回って、教示してくれるようお願いし、引き受けてくれた。

それで、環境測定も開始してフロアに出ていき、俺は議会棟の空調管理に向かった
途中、近く人2人が機材を持って現れたので、 そこへ行って、状況大丈夫ですか?と声をかけた。
Tさんはクビをかしげて怪訝な顔をしてた。
やっぱ、まずかったかなと思った。

そこで、Zさんが二酸化炭素測定するのに、フロアにいる人数を数えなければいけないのだが、そこにいる人を指さして数えている。

コレはよくないでしょ。

だいたいさ、人を指さして、常識的にも外れてるし、しかも一般市民がいるフロアなのに、これはまずいよ。

Zさんに、この作業を開始する前の注意事項として、フロアでキョロキョロしてると、職員などが用事があるのかと思って、お困りでしょうか?と声をかけてくるから、手にカウンターを持っていれば、人数を数えてると思ってもらえるからと、説明した。
人が言ったことをまるっきり聞いてないのかと。

それが、この作業が終わって戻ってきて、Tさんから、カウンターを手に持って人数を数えてくださいと注意されてた。
目に余ったんだろう。

なのにZさんは、俺に言われた通り職員がよってきたよと笑って話してる…

大丈夫か?

そして昼。
Zさん突然外で食べてきます…と言って部屋を出ていった。
その辺で食べられると困るので、どこへ行ったか慌てて探したが、見つからなかった。

車で食べてたらしく、よかったと思ったが、初日なのに、勝手に出ていくものだろうか?
もうかなり減点が続いてるんだよな〜。

午後は部長から電話があって、昨日の自動ドアの見積と、消防関係の見積もりをAさんに出すからと話があった。

Aさんのことで、少し話が長引いて、その間に午後の環境測定をしに2人が部屋を出て行った。

俺も小学生の見学が終わって、議会棟の冷房装置を停止したり、本庁の冷房装置の試運転の方に入った。

色々あって、まだ検針すら終わってない状態。

それから、15時頃環境測定を終えて2人が戻ってきて、有資格者には押し付けて悪かったと、缶コーヒーを差し入れた。
Zさんにも行ってもらったので、同じく渡したのだが…

ここでもいろいろあったが、長くなるので先を急ぐ。

それから、計器類の記載を、一人でやってみてくれと、ようやく書いてもらうことにしたのだが…
白内障の手術をしたばかりで、細かい数値が見え辛いから、ちょっと書くのが自信がないと言い始めた。

困ったな、それじゃ、これだけでなく他の仕事にも支障がありますよね?と言わざるを得なかった。

それなら、俺が書くので、書かなくていいです。目が治ってからにしましょうと言った。
おもむろに、病院からの薬の袋を出して、目薬をさしはじめ…

今やることか?

これはどうしようもないなと。
それから、別館の検針に急いで回ったが、先に書いた通り、坂を下って別館に行き、戻って来るだけでも、息が切れていて、大変そうだった。

で、結果をPCの表に入力をしていたら、Zさんから声をかけられて、作業予定表を見てたんだけど、給水設備点検という作業が毎週あるけど、その作業は手伝える作業か?と聞いて来た。

手伝えるけども、地下タンクに降りないとならないので、目が見えない人は危険なのでできませんと答えた。

それでふと思った。
予定表?それはA4の用紙にびっしり月の予定を書いたもので、目が見えない人が見えるような大きな字では無い。

それを見て話してきたのだから、この人はやっぱ目が見えないのではなく、計器類の記載の仕方がわからないから、やりたくないって算段なんだなと思った。

これは、もうどうしようもないねって話で。

それで、計器類の記載は、契約に入ってる作業なので、こちらが必ずやらねばならない作業ですから、目が治ったらまずここからスタートですよ?と言うと、かなり嫌な顔をしていた。

この後すぐに支店のAさんから見積もりの件で電話があり、Zさんの様子はどうなのか?と聞かれたので、率直に、 目がダメなので、計器類の記載ができないって言うことなんでと答えた。

目が見えないんだったら、面接の時に言ってくれないと困るじゃないかと。
そうですねよねって。

Zさんは、別館からの帰り道、 まだここの契約がきちんとしてない時に、 別の案件のほうも、月に何回か出てくれって言われたんですよ、いい加減な会社ですね〜と言ってた。

よくよく話を聞いてみると、今日入社書類を持って支店の女の子が来てくれたんだけど、書類を机の上に置いたまま来てしまってって言う話だった。
来週の月曜日には、必ずと平謝りだった。
その後、別館に点検に行ったんだけど…
Zさんもさ、いい加減といえば、かなりじゃないかなと思う。

支店の80歳Aさんからの話のなかで、他の案件もやってもらうことになりそうだとあって、ようはスケジュールをうまくやってねって言うつもりだったらしい。

それが、俺が目が見えないからって言ったので、他の案件もだめじゃんね〜って事になりそう。

俺としては、目が見えないなんて思ってないし。
この控えて夜に、 両眼を白内障手術した親父に話を聞いてみたら、手術したらすぐ見えるし、前よりもずっとよく見えるようになったよって。

何じゃそれは?
確か、手術後1週間経過してると言ってたが…

嘘はだめだよね。

それから、帰り、大通りまで出る道がわからないから、俺の後をついていくからと、駐車場からついてきた。
その道も、きちんと事前に教えてあるし。

月曜になったら、目が落ち着くまでしばらくかかると言ってたので、今月は仕事に来てもらわないようにしようかなと考えた。

本当に目が見えなくて、災害、事故など起こされたら困るしね。

本音言うと、なんでまともな人が来てくれないんだろうか…