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新年の初仕事 1月3日

新年の初仕事 1月3日





昨日1月3日の仕事は、 まずは午前6時前に起きて家を早めに出た。
会社に到着すると、既に飛灰の積み出し業者が来ていた。
先ず以てして、ロッカー室の鍵を開けて着替えてから、制御室の鍵はロッカーにあるので、それを持って裏口から制御室に来るのが普通。
でも、去年すべての電源を落として帰っているので、エアコンも付いていないから寒い。
スマホを見たらマイナス2度だった。

それで、場内の別の入り口から先に制御室に入り、暖房の電源を入れて、場内の照明を入れた。
それから着替えようと制御室の外に出ようとしたら、 扉のノブが凍ってあかない(汗)
これにはまいった。

仕方なく入ってきた所から出てロッカー室へ。
鍵を持って、裏口から入ろうとするも、そっちもドアノブが凍ってて動きもしない。
頭にきて思いっきり蹴りを入れると、 カチッと鍵が開いた(笑)

それから飛灰の積み出し業者のために、シャッターを開けて照明をつけ準備を整えた。

それから持ってきたカップめんを食べようと、お湯を沸かすのに、水は外の水道を使っているのだが、さっきの制御室のドアノブを回すも、ぜんぜん鍵が動かない。
こちらも2ー3分ガチャガチャと動かしているうちにようやく鍵が解除され、外にでられた。

飲料水と場内の循環する水、それから井戸水を分けた時に、こんなふうに、飲料水が外の水道になってしまったらしい。

ポットと水の予備タンクを持って、外に出て水道の蛇口を回そうとしたら、 こちらも凍っててびくともしない。
お湯の蛇口と、飲料水の蛇口があるが、どちらも全く出る気配がない。
仕方ないのでバーナーを持ってきて炙ったが、 ノブは回るが水は出る気配がないので、諦めて制御室に戻って、去年の引継ぎと、飛灰積出立ち会いの準備でタイベックに着替えたりした。

積み出しのトン数を確認しに、外へ行くと飛灰業者がやってきて、準備できたからやってくれと言われた。

そのために早出したんだからさっさと済まそうと、積出室へフル装備で行って、 灰をトラックに乗せるのを見届けて、制御室へ引き返す。

とりあえず1-2号炉の状況を確認して、冷却水下限のエラーがついていたので、冷却水を補充しに行った。

なんじゃかんじゃやってるうちにKさんがやってきて、そのうちにようやく水道がではじめた。
時間を見ると8時10分だった。
すぐ先輩がやってきて、今日は3人で立ち上げをやれという。
いくらなんでも、立ち上げはいろいろな準備もあるし、ハプニングもあるんだから、せめて何人かの要員と、責任者は出るべきじゃないかと思うんだけどね…
まぁ休んでる間は、パチンコ屋にいるから連絡などで邪魔するなって言うんで、何があっても事後報告でいいらしい。
そう言う馬鹿所長だから、人が困っててもお構いなしだろ。

とりあえず、パッカーがきても、ゴミピットはほとんどゴミが無いからそのままでいいし、灰の運搬は一山しかないので、後回しにして、全員で準備作業に入ろうと指示した。

立ち上げをある程度済ませてから、それぞれの持ち場に行くうと言う意味で言ったのに、何故か先輩は準備もやりたくないのか、暖房の効いたローダーで灰の運搬作業を、先にすると出て行ってしまった。

これにはKさんも困惑してた。

俺は去年から、何度もチェーンが外れてしまう現象の起きている装置の、中の状態を確認してから立ち上げないとダメだなので、先に中の確認を行なって、写真を撮影して、証拠を残した。

それから1号炉の油圧の試運転をすると、ものすごい異音。
これには参った。
Kさんが、ストレーナーを交換してみようと言ったが、それをやってる時間がもったいない。
温度が上がらないと立ち上げられない2号炉を、先にバーナー点火を行なって温めてるうちに、1号炉のストレーナー交換をしようと指示をして実施した。

ストレーナーを交換しても、異音が止まなかった。
どする?と判断を仰がらたので、たぶん油温が6℃くらいだったので、粘性が高く、そのせいで異音が出てると判断して、そのまま昼近くまで運転をかけ、気温が上がってきて様子を見てから、1号炉は立ち上げることにした。

それにしても先輩は、 勝手な判断で自分の好きな仕事に行って、Kさんはそれでも、俺と一緒だったから、分解したり手早くストレーナー交換できたと言ってた。

時々ごみピットを見に行って、 もう6メートル以上ゴミが積み上がってきたので、 そろそろクレーンでどかさないと捨てる場所が確保できないから、 後はスイッチ操作だけだから、Kさんにまかせて俺はクレーンの作業を行なった。

結果的に今日のゴミの搬入は200トンを超えてたから、 各家庭も休み中に結構ゴミを溜めてたのだろう。
汚いとか臭いとか言われてる俺たちが、あなたたちが休みの間に、出したゴミを燃やしてるんだよ。

それから今度は、俺が灰の運搬で、先輩が制御室担当となった。

立ち上げが12時になってたので、12時にクレーンとの交代で、そういうローテーションなので仕方ないが、12時の計器の記載日報等は何一つ記載がなかった。
それを先輩に頼んでたので、Kさんらしくないと思ってたが、後で聞いた話だが、先輩は午前中さっさと仕事終わらせて、制御室に戻ってきたらしいのだが、Kさんの手伝いはろくにやらなかったらしい。

そういうことで、 せめて日報の記載ぐらいしろよと放置したらしい。
それがね、立ち上げの報告書については俺が全部作成したし。
先輩は計器類の記載だけで、他は全部やってはくれない。

それから水質管理の薬品類のチェックについて、ふと記載をみたら、薬品の量の設定が間違ってるので、 後で現場の投入装置の設定を直してきてくれと言ったのだが、 先輩は返事だけしてたが、一向に直してくる気配もなく。

その後異音も弱くなったので、13時から1号炉の立ち上げを行うからと先輩に言った。
その立ち上げは先輩が本来やるもの。
それなのに13時になると、2号炉の13時の記載もせず、 バーナーを点火してくると外へ逃げ出そうとしてる。

それで嫌な予感がしたので、 とりあえず1号炉の全体の状況を確認し、もう一度油温を確認してくると、先輩に告げてから、立ち上げを得をするように指示した。

結局俺が場内の状況などを確認して、 戻ってきたはいいが、運転中の2号炉ほ方はほとんど見てないし、時間ごとの日報の記載も行ってない。

いったい先輩は何をやっているのかと。
結局先輩は、1号炉の計器盤の前に座ったきり、 ちょこちょこスイッチを動かしてるだけで、何もしてないのといっしょ。

結果的に俺がここにいるら、 他の事は全部俺にやらせて、自分はやってるフリだけしてるつもりなんだなとわかった。

それでも本来これも先輩がやらなきゃならないことなのだが、 1、2号炉の立ち上げ後の点検を俺がやってくるからと言って、その場を離れることにした。

その時に念のため、 薬品の設定を直してくれましたと聞くと、まだやってないと…
少し離れた場所にあるからめんどくさいから行きたくないっていうのはわかるけど、 なんでやらないんだろうなと思う。

結局薬品設定は俺がやって、 もう俺が全て終了した。
それから戻ってきて先輩に公害機器のスイッチを入れたか?と聞くとそれもまだやってないと。
それも少し離れたところにあるもんだからね、 薬品同様、動きたくないってことなんだろう。

1号炉の立ち上げも、 ここはオートではなくてマニュアルだから、 それなりに経験してる先輩はできて当たり前なのに、 1時間経過してもまだ立ち上がらないし。
18年もこの仕事やってる人間とは全く思えない。
俺よりも10年以上先輩じゃないか。
呆れる。

15時になって、 先輩とKさんはクレーンと交代した。
Kさんが制御室に来て、俺に先輩の愚痴をさんざんしゃべっていた。
さすがに俺も、点検も全部やって、薬品調整もやって、公害機器行もやって…って話したら、どうしようもないと呆れてた。

椅子に座って計器盤の前にいるだけだったら、誰だってできるでしょう。

こんな感じで1年はじまるのかと思ったら、早く辞めたい気持ちが強くなった。

そんな矢先に、お袋がまた具合が悪いと言ってる。
それじゃ、 日中時間の取りやすい、 この仕事は当分辞められないってことじゃん?

萎える。

これで俺のが給料安いんだからなー…