吹奏楽コンクール課題曲 3 吹奏楽の話25
1974年の課題曲で、有名な「高度な技術への指標」という課題曲が現れる。
これまで課題曲としては、ポピュラーではあったけれど、ここまでポップスな感じの課題曲はなかった。
しかもこの曲は文字通りかなりハイテクニックであり、構成的にも難しい音楽だと思う。
こうした曲を中学生が取り上げ、プロ顔負けの演奏をしていることが、この時代、想像できない感じがする。
しかし音符の一つ一つを聞いてみると、今よりもずっと繊細でクリアに聞こえる。
これだけの音楽を演奏するには、並大抵の練習量ではなかったと思うが、中でも希望に満ち溢れた音を感じるのは、のびのびとした指導があったからではないかと想像できる。
これまでの紹介してきた他にも、課題曲では様々な優れた曲はあるが、それをみんな取り上げてしまうと、課題曲だけで目標の100を超えてしまうので、かなり省略しながらこの先も、進めていくことします。
ご了承ください。
今津中学校の歴史的な名演奏で。