ブリブリの日常的な感じ

日常の自分を綴る

自作詩 「ずっと心へ」

自作詩 「ずっと心へ」

「ずっと心へ」


夜の裂け目に 稲妻が光り
胸の綻びから 血が滲む

忘れられない 彼女の紅は
絹ごしの影絵の中に 佇んでる

叫んでも 惨めさだけが飛び散って
停まらぬ涙が やけに沁みる

あれが俺の最期だった
死んだ俺が幻で  
現実は腕をすり抜ける

遠くに聞こえるため息に
凍える自我の木霊

思い出は永遠で 屍は 一瞬だった
愛しい人が 本当にかなしい

悲しくて 哀しくて 愛(かな)しくて