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暴言に反論し、過呼吸に…

暴言に反論し、過呼吸に…

この話は、俺がここでずっと長い間語ってきている話も一部混じります。
もしかしたら何度も読んだ人がいるかもしれない。

昨年10月で60歳の定年を迎え、嘱託職員になったUがいる。
こいつは5年前位に、他の支所から厄介払いされてここに来た。
こちらに来た時、前の所長が、やつは毎日遅刻してくるし時間を守らない。パワハラ気味に部下を叱り、辞めさせることもあったから…と言う話をしたという。

実際には、ここに来て始めは俺と同じ班になり、仕事を教えてきたが、どういうわけかこの人が班長にしてくれと志願して来たらしい。経験はあったとしても、新しい支所で、操作などは全く違うから、1から俺らに教えてもらわなければならなかった。
そういう状況で班長をやらせてくれと志願。

どういう神経してるかわからないが、主に班長手当が欲しいからと、金のためだっていうことは、だいたい後々わかってきた。

この男は、この組織の中では自分が上の立場にいるからと、俺たちに対して、挨拶ひとつする事はなかった。
でも、ここでは下請けと、Uが所属する元請けが、まったく同じ仕事をしてる。
ただ元請けから来た人間は班長をやるのだが、それは基本的な話で、そうした器のない人は、当然辞退するか、抜擢される事は無いはずだった。

Uは実態がわからなかったから、とりあえずやらせてみようと言う、所長の安易な考えで、スタートしてしまった。

けれど挨拶ひとつできない人間に、まともに仕事を教えてやろうとは、次第に思えなくなってきた。

そればかりか、遅刻、ローテーションの時間を守らないのはもとより、週間作業も全くやらず、毎日の日報等の書類書きもしない。

さっきも書いたが、キャリアはあってもここでは新人で、教えてもらわなければ何一つできないわけで。
そうした状況で、教えてくださいでもなく、教えてもありがとうございましたでもなく、とんでもない傲慢な態度を取り続けてた。

俺も結構長く仕事をしているが、こういうやつは初めて見た。

それでこのUは、ここの下請けの態度がでかく、元請けの自分を敬わないと、何人かいる元請けの班長達に相談したらしい。
まったく呆れ帰るものだと思う。

挙句の果てに、中学生の女の子に車で接触事故を起こして、大丈夫だと言うからと、 自分の連絡先を メモ書きして私渡しそのまま放置。
女の子は怪我をしており、親が怒ってメモ書きに書かれた電話番号に電話するも、その電話番号が事もあろうに間違って書かれていた。
ありえないことだ。
これは作為的だと警察に通報され、自宅で警察にお縄になった。

その後も何かにつけて嘘ばかりついている。
さらに交通事故を起こした際は、自分が悪いのに相手にぶつけられたと嘘を言い、通勤途上の事故なのに、会社には内緒にしてくれと、自分の都合だけで言って来た。
所長としても問題にしたくないので、その事は黙っていたらしいが、保険会社から休んだ日数の保険が降りると聞いた途端、会社に手続きしてくれないかと始まった。
どこまで自分本位でアホなんだろうと思う。

このように万事が自己中な事しか考えていないので、さすがに俺も限界を超えて、こいつと話し合った。
たが、下請けを馬鹿にした態度を改めることもなく、毎日の遅刻は未だ続いてる。

全く以て所長がだらしないっていうのが一番の問題なのだが…

途中で何度も出向の話が出ても、相手先から断ってきて、結局Uはここで定年を迎えさせてくれと人事から言ってきたらしい。

ここでは大多数を占めるのが下請けだから、こちらの身にもなってもらいたい。
文句言うだけ仕事が出来るならいいが、自分勝手な仕事ばかりやって、基本的な作業は全然駄目。
そればかりか作業中にタバコ吸って休憩ばかりやってて、決められた時間内に終わるはずもない。
そういったことを平気でやる無神経な人間だった。

このUがやらかしたことは他にも沢山とあるが…

俺が班長に昇格してからUとは 同じ班にはならなくなった。
それで班替えて、一人発達障害みたいにコミュニケーションがうまく取れない、37歳の若い奴がSと、Uは同じ班になった。

そいつが反論しない人間であることをいいことに、Uは次第に暴言を浴びせるようになった。

それで先月の終わりぐらいに、ついに S はUの暴言に切れてしまい、反論している最中に興奮しすぎて過呼吸になり、具合を悪くしたらしい。

Uは現在班長を降格して、嘱託社員になっているから、その班の班長は下請けからのTさんだった。
この時 S と班長とUが話し合い、Uは謝りはしなかったものの、言葉の使い方が悪かったと答えたらしい。
班長からも、仕事のタイミングなど注意を受けたという。

この話、俺が昨日応援に出た時に、S 本人に聞いて確かめてみた。
俺が聞いてた内容と色々と経緯に違いがあった。

まずは夜勤者と日勤者が交代するミーティングでは、大体15分ぐらい時間が必要になってくる。
ここは装置を連続稼働させておかなければならないので、その間の時間を稼ぐのに、若干燃焼スピードを遅くしたり している。
それでミーティングが終わったら、通常はスピードを元に戻して、それぞれが時間とともに、持ち場につく決まりになっている。

ところがこともあろうにこのUは、遅刻ギリギリにやってきて、ミーティングもろくすっぽ参加もせず、 自分の作業着やら自宅の衣類まで、会社の洗濯機を使い洗濯に勤しんでいた。

ミーティングも終わったので時間になったし、班長が処理速度を通常に戻して持ち場に着いた。
たまたまそこに残っていたのは S だった。

通常スピードに戻すとすぐに、クレーン担当者は次の作業にすぐ移らなければならない。
その係はUだった。
Uは、ミーティングやってる時に、タバコなんか刷ってて、おそらく状況が分からなかったのか、てっきりS がスピードを元に戻したものと思い込み、Sに対して、
「まだ自分が洗濯などやっていて、持ち場につけないのをわかっているのに、何でスピードを元に戻したのか?
だからお前は ダメなんだよ、ばかたれ!」
と言ったらしい。

言われた直後 S は、特に反論はしなかったらしいが、次第に怒りがこみ上げてきて、次のローテーション交代の時に文句をつけたという。

その後の話は聞いた通りだった。

確かに S も S で、非常識な発言を先輩に平気でするし、何しろコミュニケーションが取れないが、それにしてもこんな考え方の人間が、 これまでよく生きてこれたものだと思う。

一応記録のため書いた。