音の名前 吹奏楽の話7
吹奏楽だけに限らず、オーケストラでも音楽をやってる人は、音の名前について会話の中で頻繁に登場する。
たとえば、音が合わないんだけど何の音だしてるの?とか、ちょっとその音が気になるんだけどとか、あの音から次第にクレッセンドしてとか…
しかし、普通の学校で習った音楽だけだと、その会話は通じない話になってくる。
何故かというと、吹奏楽、オーケストラの楽器は、だいたいが移調楽器だから。
移調楽器は、譜面に書かれた音と、実際に鳴ってる音が実は違います。
簡単な移調楽器で言えば、フルートの小さい版のピッコロとかは、1オクターブ下で譜面に記載されるので、譜面通りに吹くと、1オクターブい上の音が出ます。
という具合に、これが1オクターブでは無く、4度(4音)下とか5度下とかの、中途半端な音が出る場合があります。
移調楽器について興味がある人は、ウィキペディアを読んでください。
ここで長々書くと、それだけで何回分も費やする内容になってしまうので…
そういう事で、各楽器が本当に何の音を出してるか?というのを統一するのに、実音という言葉を使います。
実音では何の音…という具合。
どうやって実音と普通の音を分けるかというと、呼び方を変えます。
自分の楽譜に書いてある音、それをイタリア語読みにします。
実音はドイツ語読みにします。
ということです(笑)
例えばB♭のクラリネットの場合、通常の5線で下第1線の、普通に呼ばれてる”ド”の音があります。
これは、それぞれの譜面の読み方では、Do(ド)とイタリア語読みでいいですが、実音は?と聞かれたら、B(べー)とドイツ語読みで答えます。
実際、この例のドの音は、シの♭の音になります。
これをドイツ語読みではB(べー)と読みます。
音名について表を載せました。これで確認してください。
先程のBは、英語読みではナチュラルのシの音を表していますが、ドイツ語読みでナチュラルのシはH(ハー)となります。
英語読みでのBフラットが、ドイツ語ではBとなるので、この辺がややっこしい所です。
そういう具合で、移調楽器どうしのコミュニケーションを円滑にするのに、ドイツ語読みで統一しているのが多いと思います。
今日は福島和弘さんの名曲「花の歌」
コロナの中でも頑張ってます^^
応援したい。
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音の名前 吹奏楽の話7
吹奏楽だけに限らず、オーケストラでも音楽をやってる人は、音の名前について会話の中で頻繁に登場する。
たとえば、音が合わないんだけど何の音だしてるの?とか、ちょっとその音が気になるんだけどとか、あの音から次第にクレッセンドしてとか…
しかし、普通の学校で習った音楽だけだと、その会話は通じない話になってくる。
何故かというと、吹奏楽、オーケストラの楽器は、だいたいが移調楽器だから。
移調楽器は、譜面に書かれた音と、実際に鳴ってる音が実は違います。
簡単な移調楽器で言えば、フルートの小さい版のピッコロとかは、1オクターブ下で譜面に記載されるので、譜面通りに吹くと、1オクターブい上の音が出ます。
という具合に、これが1オクターブでは無く、4度(4音)下とか5度下とかの、中途半端な音が出る場合があります。
移調楽器について興味がある人は、ウィキペディアを読んでください。
ここで長々書くと、それだけで何回分も費やする内容になってしまうので…
そういう事で、各楽器が本当に何の音を出してるか?というのを統一するのに、実音という言葉を使います。
実音では何の音…という具合。
どうやって実音と普通の音を分けるかというと、呼び方を変えます。
自分の楽譜に書いてある音、それをイタリア語読みにします。
実音はドイツ語読みにします。
ということです(笑)
例えばB♭のクラリネットの場合、通常の5線で下第1線の、普通に呼ばれてる”ド”の音があります。
これは、それぞれの譜面の読み方では、Do(ド)とイタリア語読みでいいですが、実音は?と聞かれたら、B(べー)とドイツ語読みで答えます。
実際、この例のドの音は、シの♭の音になります。
これをドイツ語読みではB(べー)と読みます。
音名について表を載せました。これで確認してください。
先程のBは、英語読みではナチュラルのシの音を表していますが、ドイツ語読みでナチュラルのシはH(ハー)となります。
英語読みでのBフラットが、ドイツ語ではBとなるので、この辺がややっこしい所です。
そういう具合で、移調楽器どうしのコミュニケーションを円滑にするのに、ドイツ語読みで統一しているのが多いと思います。
今日は福島和弘さんの名曲「花の歌」
コロナの中でも頑張ってます^^
応援したい。
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