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吹奏楽コンクール課題曲 2 吹奏楽の話24

吹奏楽コンクール課題曲 2 吹奏楽の話24

1970年には、他にも有名なリードの「音楽祭のプレリュード」がある。
この曲は今でも度々演奏会で単独で演奏されるなど、人気のある曲だが、実は1965年の課題曲も、リードの作品で「シンフォニック・プレリュード」と言う曲がある。

1965年も実は、こうした現代的吹奏楽曲を、コンクールで初めて登用した年で、実際は、この年から吹奏楽の、現代様式が始まったと言える。

これよりも古い課題曲は、最初に述べた通り、マーチオンリーで、面白みのないものだった。

それがリードの作品を吹奏楽コンクールの課題曲へと、大抜擢したことが、吹奏楽の進歩に大きく貢献したことだと思う。

個人的に、音楽祭のプレリュードはあまり好きじゃないが、シンフォニックプレリュードの方は、好きな曲の一つでもあるので、今回取り上げてみたいと思う。

しかしながらこの曲は、非常に落ち着いた暗い雰囲気を持っていて、この、そこはかとない悲しみを漂わせる音楽が、なぜ今をも演奏会の演目として取り上げられるのか、ちょっと不思議な気持ちでもある。

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