俺には40年来の高校の吹奏楽からの友達が2人いる。
この2人は、いろいろと関係性があってのつきあいでもある。
高校の吹奏楽時代は、俺が学生指揮者で、Aはドラムメジャーだった。
当時副首相だったBは、大学で指揮とドラムメジャーを経験し、ともに共通な仲に発展して行った。
こいうケースもめずらしいと思う。
音楽をやってても、その音楽性がある程度いっしょにならないと、会話が成り立たないこともある。
実際俺は作曲を現役で続けてるから、当然彼らよりも深く音楽がわかるから、多少加減して会話しないとならない事もたまにはある。
でも、それをするのは、他に共通する楽しみがあってのことだから。
なかなか、そういう深い観点から、音楽を共有することは難しい。
それは、他の趣味でもいっしょだと思う。
かなり前に、大阪芸大卒業で、ナースになったピアニストと知り合った。
けっこう深く音楽がわかってて、しかも吹奏楽経験者だった。
当然最初は、相手の方が学歴的にも上だし、俺なんか相手にしないという態度だった。
でも、ある日を堺に、急に俺を認めてくれた。
それは、俺が自作品を相手に公開して、その譜面の一部を見せた事から。
彼女いわく、作曲家と名乗ってる一般を含めた連中は、かなり作曲してるとか、作曲中とか言ってくる人間が多かったが、一度としてきちんとした形でもって聞かせてもらったことがなかったと言う。
当時の時代背景としては、youtubeもこれほど発展してなかったから、自分のHPとかで公開しないとならなかった。
でもその前に、作曲するのは大変なことで、それを譜面に起こすのもまた大変なことだ。
譜面にするってのには、決められたルールがあって、しかもセンスが必要。
音楽の知識というよりも、美術的な配置能力が、譜面の美しさの良し悪しを決める。
そいう作曲能力以外の部分が加わってるなんて、譜面を書いた事もない人には、まるでわからない未知だと思う。
そして、譜面にしたものをさらに音源を用いて、演奏するプログラムに乗せて作らないとならない。
音色を決め、音符を入力。
その後も、強弱、テンポの揺れ、各パートの音のバランスなど、途方も無い作業を経て、ようやく音楽としての形となる。
余談だが、そうやって作ったものを、適当に聞いてあさっての感想を言われても、こちらとしては答えようもない…
それで、彼女にとって俺が、その芸大生達よりも、きちんと形として聞かせてくれた初めての人間だと言われた。
その後、彼女のピアニストとして、自身が演奏してる録音も、俺に贈ってくれた。
何を言いたいか?というと、こういった芸術全般に言えることだが、小説を書いてます、絵を書いてます、詩や小説を書いてますと言う人間は、本当に掃いて捨てるほどいる。
ようするに、口先だけで言うのは、誰でも出来るというものだ。
私は、ギターの演奏をしています…というなら、自分の演奏してる録音を聞かせてもらわないと、本当にその人が演奏できるかはわからない。
姿が見えてないとか、そこまでは言うつもりはない。
ただ、自分がそう言うなら、それを一部分でも伝えない限り、嘘と思われても仕方がない。
以前俺に作曲を教えてくれと言ってきた人がいた。
では、教えますって簡単に言える程、作曲は単純ではない。
だが、その前に、人に意見したり、またお願いしたり、仲間になったりするには、自分がどのくらい、どの程度の実力があるか?って事を、先に申し出るのが礼儀だと思う。
作曲がまるで素人だって人に、難しい事を言ってもわかるはずもない。
また、歌謡曲みたいな音楽を目標としてるのか、それとも、クラシックのように、深い知識が必要な音楽を作りたいのかでは、教える方法もまるで違って来る。
そういう観念から、俺が思うその礼儀ができてない人とは、基本的にはかかわらない事にしてる。
話を戻すが、音楽を通してつきあって行くには、ある程度の共通する感覚が必要になる。
それはただ音楽を鑑賞するだけの趣味の人においても同様。
音楽は、聞く人側の責任において聞いているのだから。
ここも、誤解を招きやすいので、後でその聞く人の責任について話をするので、ここでは割愛する。
俺が音楽を公開してるのは、自分の考えを公開してるわけで、大勢の人がそれに同調してくれるなんて、からっきし思ってやしない。
今から25年くらい前に、オカリナの音楽作品を自分の立ち上げたHPで公開していた。
当時は、先に述べた通り、音楽などは自分のHPで公開するしかなかった。
だが、そこで自作品を聞いてくれた人から、「明日死のうと思ったけど、この音楽を聞いたら、もう少し生きてみようと思いました…」とメッセージをいただいた事があった。
涙が出た。
この事は、かなり衝撃的で、こんな俺でも何か役に立てる事があるのか?…そう思って、それから自作品の無償CD配布を行う事にした。
今は、通信が発達したので、CDの出る幕はなくなったが…
偽善だとか俺を非難する人はたくさん居たが、でも何もしないで、文句ばかり言ってるそういう輩よりましだと思う。
誰か一人でも、俺の音楽をきちんと大切に思ってくれる人が、どこかに居てくれる事を願って、その人の為に音楽を通して、なにがしかの事が出来たらいいなと思ってる。
オカリナと弦楽オーケストラのための第1組曲(2020年版)〜第1楽章
https://youtu.be/R3aGzNJNMUo
この2人は、いろいろと関係性があってのつきあいでもある。
高校の吹奏楽時代は、俺が学生指揮者で、Aはドラムメジャーだった。
当時副首相だったBは、大学で指揮とドラムメジャーを経験し、ともに共通な仲に発展して行った。
こいうケースもめずらしいと思う。
音楽をやってても、その音楽性がある程度いっしょにならないと、会話が成り立たないこともある。
実際俺は作曲を現役で続けてるから、当然彼らよりも深く音楽がわかるから、多少加減して会話しないとならない事もたまにはある。
でも、それをするのは、他に共通する楽しみがあってのことだから。
なかなか、そういう深い観点から、音楽を共有することは難しい。
それは、他の趣味でもいっしょだと思う。
かなり前に、大阪芸大卒業で、ナースになったピアニストと知り合った。
けっこう深く音楽がわかってて、しかも吹奏楽経験者だった。
当然最初は、相手の方が学歴的にも上だし、俺なんか相手にしないという態度だった。
でも、ある日を堺に、急に俺を認めてくれた。
それは、俺が自作品を相手に公開して、その譜面の一部を見せた事から。
彼女いわく、作曲家と名乗ってる一般を含めた連中は、かなり作曲してるとか、作曲中とか言ってくる人間が多かったが、一度としてきちんとした形でもって聞かせてもらったことがなかったと言う。
当時の時代背景としては、youtubeもこれほど発展してなかったから、自分のHPとかで公開しないとならなかった。
でもその前に、作曲するのは大変なことで、それを譜面に起こすのもまた大変なことだ。
譜面にするってのには、決められたルールがあって、しかもセンスが必要。
音楽の知識というよりも、美術的な配置能力が、譜面の美しさの良し悪しを決める。
そいう作曲能力以外の部分が加わってるなんて、譜面を書いた事もない人には、まるでわからない未知だと思う。
そして、譜面にしたものをさらに音源を用いて、演奏するプログラムに乗せて作らないとならない。
音色を決め、音符を入力。
その後も、強弱、テンポの揺れ、各パートの音のバランスなど、途方も無い作業を経て、ようやく音楽としての形となる。
余談だが、そうやって作ったものを、適当に聞いてあさっての感想を言われても、こちらとしては答えようもない…
それで、彼女にとって俺が、その芸大生達よりも、きちんと形として聞かせてくれた初めての人間だと言われた。
その後、彼女のピアニストとして、自身が演奏してる録音も、俺に贈ってくれた。
何を言いたいか?というと、こういった芸術全般に言えることだが、小説を書いてます、絵を書いてます、詩や小説を書いてますと言う人間は、本当に掃いて捨てるほどいる。
ようするに、口先だけで言うのは、誰でも出来るというものだ。
私は、ギターの演奏をしています…というなら、自分の演奏してる録音を聞かせてもらわないと、本当にその人が演奏できるかはわからない。
姿が見えてないとか、そこまでは言うつもりはない。
ただ、自分がそう言うなら、それを一部分でも伝えない限り、嘘と思われても仕方がない。
以前俺に作曲を教えてくれと言ってきた人がいた。
では、教えますって簡単に言える程、作曲は単純ではない。
だが、その前に、人に意見したり、またお願いしたり、仲間になったりするには、自分がどのくらい、どの程度の実力があるか?って事を、先に申し出るのが礼儀だと思う。
作曲がまるで素人だって人に、難しい事を言ってもわかるはずもない。
また、歌謡曲みたいな音楽を目標としてるのか、それとも、クラシックのように、深い知識が必要な音楽を作りたいのかでは、教える方法もまるで違って来る。
そういう観念から、俺が思うその礼儀ができてない人とは、基本的にはかかわらない事にしてる。
話を戻すが、音楽を通してつきあって行くには、ある程度の共通する感覚が必要になる。
それはただ音楽を鑑賞するだけの趣味の人においても同様。
音楽は、聞く人側の責任において聞いているのだから。
ここも、誤解を招きやすいので、後でその聞く人の責任について話をするので、ここでは割愛する。
俺が音楽を公開してるのは、自分の考えを公開してるわけで、大勢の人がそれに同調してくれるなんて、からっきし思ってやしない。
今から25年くらい前に、オカリナの音楽作品を自分の立ち上げたHPで公開していた。
当時は、先に述べた通り、音楽などは自分のHPで公開するしかなかった。
だが、そこで自作品を聞いてくれた人から、「明日死のうと思ったけど、この音楽を聞いたら、もう少し生きてみようと思いました…」とメッセージをいただいた事があった。
涙が出た。
この事は、かなり衝撃的で、こんな俺でも何か役に立てる事があるのか?…そう思って、それから自作品の無償CD配布を行う事にした。
今は、通信が発達したので、CDの出る幕はなくなったが…
偽善だとか俺を非難する人はたくさん居たが、でも何もしないで、文句ばかり言ってるそういう輩よりましだと思う。
誰か一人でも、俺の音楽をきちんと大切に思ってくれる人が、どこかに居てくれる事を願って、その人の為に音楽を通して、なにがしかの事が出来たらいいなと思ってる。
オカリナと弦楽オーケストラのための第1組曲(2020年版)〜第1楽章
https://youtu.be/R3aGzNJNMUo