ブリブリの日常的な感じ

日常の自分を綴る

人に謝罪を要求しながら自分が謝らない人

人に謝罪を要求しながら自分が謝らない人。

仕事の話なので興味のない方は、スルーしてください。


休み明けで日勤に出てきたら、朝から灰の一時貯留層が、調子が悪いと引き継いだ。
この日は先輩が休みだったので、別の班から応援者が来ていたから、ローテーションが若干変り、Kさんが制御室担当スタートだった。

俺は朝から灰の運搬と清掃作業だった。

俺が清掃作業している最中、Kさんが点検で俺の脇を通って、その時に一時貯留槽が詰まってて、灰の出が悪いと俺に告げて去った。

自分の仕事を終えて制御室に戻ると、Kさんが相変わらず、椅子に座ったまま、次長とおしゃべりを繰り返してた。

当然週間作業も何一つやってない。
1号炉が停止中で、2号炉だけの点検なんて、ものの10分で終わるでしょう。
なのに一体何やってんだこの人は。

こんな人に、やってくれって言うのもなんだから、俺が一人で今日の週間作業の、不要物の撤去や片付け清掃などを終わりにした。

大体俺がその作業をしてる最中に、いくらでも手伝うことはあるのに、分かっててこの人は手伝わなかった。
というか、本来は制御室担当の人間が、ゴミ捨てなどをしなくちゃいけないのに、それをおざなりにしてること自体異常。

いわゆる人でなしだから仕方ない。

それから1号と2号の灰が、一箇所で合流する、集合コンベアのサーマルリレーのしきい値をあげたと、引き継ぎがあったのだが、それについて、どういうどうしてそうなったのか説明もなかった。

相変わらずバカ班の後だったから、そういった説明はシカトしたんだろうと、後で次長に確認しようと思っていた。

それが清掃から戻ると、Kさんが話したそうに俺に話しかけてきて、実は今動いてる場内ギシギシ音してるでしょう?あれ所長の仕業なんだよと言ってきた。
確かに朝からコンベア類が、一斉にギシギシと変な音を立てていた。

話を聞くと、所長が冷却水の水量を調整しようと、噴霧用のエアバルブを、閉じてテストし、閉じたままにしてしまったために、水の勢いがなく、垂れ流し状態になって、それがコンベアに流れ込んで、灰と混じって固着したってことだった。

これがずっと飛灰関連のコンベアを辿って、一時貯留槽の中にも流れ込んで、固着状態を引き起こしていた。

一番負荷がかかったのが集合コンベア辺りで、そこにドロドロの灰が溜まった。
水と合わさると灰は固まってしまう。
それでサーマルが飛んでしまったので、しきい値をあげたって話し。

とんでもないことを所長はしでかした。
しかも一緒にやってたのが、バカ班の遅刻魔U班長だった。

この二人で結託して、事実を公表せず、当然謝罪すらしない。

ついこの前先輩が、パッカー車にクレーンをぶつけた際、俺が先輩を連れて所長の所に報告しに行った時、先輩は謝らなかった。
その先輩の態度が悪いと、所長はかなり怒って、ほとんど全員に吹聴していた。

だが実際に、所長がこうして俺たちに多大な迷惑をかけているのは、この水関係だけでもこれで3回目。

その間1度として謝罪がなかった。
自分の非を認めて謝罪をするのは、大変勇気がいることだ。

リーダー自らがそうしたことをひた隠しにして、まるでなかった事のように振る舞い、他の人間がミスを犯したら、謝罪しろと騒ぎ立てる。

とんでもない人間だろう。

俺は先輩の態度についても、ひとつの事実として、自分がやったことだから、謝らなかったのは良くなかったことだと先輩にも言った。

だが所長はこの他にも、油圧の圧力を上げすぎて、火格子のシリンダーのボルトを折ったり、皆に多大な迷惑をかけてる。
それこそシリンダーボルトを打った時などは、焼却炉を停止させたわけだし。

そうした一連のことをやっても、一度として謝罪したことはない。

うちの親を見てると、何かをやらかしても言い訳三昧で、謝ることはない。
年を取ると、本当にそうやって謝ることすらできなくなるのか?

しかし俺は、クレーンのバケットの爪を引っ掛けて折った時も、間違って1号ホッパーにゴミを投入した際も、きちんと全班全員に謝罪した。

自分で謝罪しないのに、どうして他の人間に謝れと言えるのだろうか?

話を進めるが、午後から俺は制御室担当だから、Kさんから一時貯留槽の話を引き継いだ。
よくよく話を聞いてみると、今日の深夜2時からずっと稼働したままだと言う。
少なくとも普通だったら2〜3時間で停止するはず。

あーそうなの?って看過できない内容だよ。
言い訳なのかわからないが、灰を送るスピードを上げたり、ハンマリングしたと言っていたが…
いったいこの人は、何をやってるのかと思った。

そうした序盤レベルはとうに超えてる。
一時貯留槽の上に登って、中の灰の状態を確認して、どこで詰まっているか調査し、固着部分を剥がす作業しなきゃならない。

それなのにそうした面倒な作業は、やりたくないからと放り投げた。

黙認できる内容じゃない。

それでももう交代の時間で後の祭り。
さらに交代前に、今日は焼却空気中の化合物の測定をする業者さんが入ってた。

あまりひどい値が出ちゃまずいんで、少し燃焼スピードを遅くするのが通常なのだが、なんと俺13時になったらスピードを遅くしろだとか、俺に向かって指示を始めた。

おそらくは今日は応援者の人が来てるから、自分がベテランで偉いって所を見せつけたかったんだろう。

俺が、それは業者さんが開始しますって言ってくるかも分からないし、俺自身が設定をし忘れるかもしれないから、もう遅くするよと言った。

すると、少しでもゴミを多く燃やさないと、自分たちの首を絞めることになるからと、やけに前向きなことをまた言ってる。

ここで2〜3杯ゴミを多く燃やしたって、変わらないだろう!と俺がきつい口調で言うと、面白くないと言った顔でポジションについた。

だいたいこいつ、自分は班長クビにされたのだから、真面目にはやらない…と言い続け、実際に真面目に作業なんてやってない。
なのに前向きな姿勢を所長や次長にアピールしようとする。
最低だろ。

そんなに前向きに仕事したいんだったら、普段から真面目にやれや。
どの仕事もみんな、手抜きのオンパレードじゃねーか。

結局俺が午後から貯留槽の上に登って、サイロの中を確認すると、もう完全な糞詰まり状態。

2時間汗を流しながら灰の除去作業をやった。
手伝ってくれたのは応援者の人。
Kさんはどうしようもない。

この班は、口ばっかりのKさんに、仕事をしない先輩と、どうしようもない班じゃないか。
この班こそ、バカ班だろう。

15時の交代で、俺はクレーンに上がる予定だったが、さすがに疲れたんで、次長があらかじめクレーンのKさんに、そのまま残ってろと言ってくれてたので、応援者の人と制御室で休憩してから交代して、今に至ってる。

何で仕事をやらないばかりか、詰まってるのわかっててシカトして、さらに詰まりを酷くするようなことをするのかね…

呆れて物も言えない。

Kさんは、最近では口癖のように、もうここで20年もやってるベテランは俺しかいないと言っている。
そこまで言うんだったら、ちゃんとそれなりの仕事をしろよって。

さてあと50分で終わりだ。