自作曲 吹奏楽の話 18(補足)
公開した音詩「十五夜」は、公開後に、構成そのものの改定はありませんが、パーカッションや特にピアノパートの音符の追加などを行って、だいたい完成形となったので、再び公開したいと思います。
こちらの方かわかりませんが、youtubeにいいねを多数いただきまして、ありがとうございます。
ただ、完成形になるまで、削除と再アップを繰り返してるので、ご了承ください。
また、友人他の皆様より、温かいメッセージやコメントもいただき、大変感謝しております。
音楽の解説をしてくれと、LINEでご意見等もをいただき、こちらにも少しですが、書いておこうと思います。
この曲は、だいたい20年前に構想して、管弦楽バーションを先に作成しました。
その後に、饗宴の吹奏楽作品募集に応募するのに、吹奏楽版に落とした作品が原型となります。
それからだいぶ放置してましたが、2018年から内容の大幅な見直しを、合間を見て少しづつ行って、今回の完成に至りました。
音詩という言い方は、山田耕筰さんが交響詩を音詩という言い方をしてて、これは海外の作曲家の作品で、音楽的ポエムという名前を、和訳したものと思われます。
ですが、この響きが交響詩と言うよりもいいと感じて、自作品の交響詩はすべて、音詩という言い方をしています。
構成は3部構成で、中間部は、新たな旋律を素に展開しています。
音詩の内容については、昔見た月の話になります。
詳しくは書きませんが、恋が叶わなかった女性との苦悩や、月の夜空を彼女と手をつないで、飛んでいくイメージを音楽にしたもので、自作の詩にちなんだものでもあります。
若かりし頃の、失恋の思い出ですね(笑)
吹奏楽の編成は通常の編成ですが、オーボエとファゴットは2本づつに今回改定しました。
通常編成以外に、ハーブとピアノ、さらに音板打楽器(鍵盤打楽器)として、マリンバ、ビブラフォン、グロッケンシュピールを使っていて、音響的な効果を意図し、豊かな色彩を試みています。
音の変化や、曲の展開を楽しんでいただけたらと思います。