心は晴れない…いま思うこと
色々と思い巡らしていた、人生設計の話が狂ってきたのは、去年の12月初旬に、お袋が倒れて救急車で運ばれた事から始まる。
俺は今年の11月末で今の勤め先をクビになるこが言い渡されてる。
それは去年自社の社長と面談した件など、様々書いてきたが、理由を簡単に言うと、いま建設中の新施設に、下請けの俺達が不必要だという。
それによって様々な問題が発生。
まずは、ここの施設を切られたからと言って、自社から派遣されている理由で、自社の管轄する施設はいくつかあるので、そちらにクビにはならず転勤になる。
それが本社が埼玉県の田舎の方にあって、なかなかどうして、ここから通えるところがかほとんどない。
そしてもう一つは来年の12月で、俺は還暦を迎えるので延長雇用になる。
そうなると会社の取り決めによって、給料が40%カットになる。
そのことについては社長と直接面談した時に、減給にはしない方向だと話があった。
後で回答すると言っておきながら、未だに回答はない。
要するにそんなこと考えてなかったってことだよ。
この面談がどうして実現したのかとか、そういったことは話が長くなるので割愛するが。
遠距離通勤を余儀なくされ、給料も下げられるって事なら、ここに居なくても、他の職場でいけたらその方がいいんじゃないか?と思い、今の施設管理の経験を活かして、同じような施設管理の仕事を探すことにした。
実際8年前に前の会社が倒産して、この会社に入った。
給料もいきなり半分に減ってしまったし、またこのゴミ業界は全般的に、給料がかなり安い。
40%をカットされたら、県の最低時給を下回るので、会社の条件すら満たされない安月給。
なんだか笑えるくらいだよ。
それで俺は、施設管理における国家資格をほとんど持っていなかったので、一昨年の夏からビル管理に必要な資格を取り始めた。
基本的なビルメン4点セットと言われている、危険物乙4、ボイラー技士二級、第二種電気工事士、第三種冷凍機械責任者の資格を全て取得した。
それで、今よりは通うのは遠くなるが、施設管理の仕事も見つけたので、そこに応募しようとした矢先のことだった。
お袋が倒れた経緯についてはこの前書いたが、俺の愚痴がひどいので非公開にした。
読まれた方なら、俺の憤りが分かったと思う。
それでお袋は、入院が長引いて年末ギリギリに退院し、その後すぐの大晦日に風呂に入ろうとして、ヒートショックで具合が悪くなり、正月もどんよりした気分で、誰も来ないでくれという感じで過ごした。
そもそもこういう状況になったのも、お袋が限度を超えてハメを外し遊び呆けた結果、疲れが蓄積して動けなくなったということだから。
それから持病の心房細動が勃発して、さらに食べ過ぎて胃の調子が悪くなり、疲れて肝臓機能も低下して…そうした状況に陥った。
二泊三日で旅行し、帰っても間髪入れず連日カラオケや、自分の主催する民謡や、忘年会を繰り返していた。
これじゃ、健康な人間だって、具合が悪くなる。
本人は反省もなく、自分は病人だから労れと、何一つ家事手伝いもやらず、毎日テレビを見てのほほんとしてるわけだ。
さらに悪いことに、病院へ付き添った親父が、訳のわからないことを言ってるので、両親ともに80歳過ぎてて、親父はもうすぐ90歳っていう状況だからと、病院としては、家族の代表者として、息子の俺を連絡係に仕立てた。
俺以外に、かみさんや娘の名前も親父は書いたらしいが、そもそも、かみさんは車が運転できないし、娘は離れたところに住んでるので、結局俺しかいないってことだ。
連絡係は、入院した際も、俺が病院に連絡し、一週間に一度15分だけ面会できるんだが、その予約を取るなど、その他通院もできるだけ俺が同行してくれと言われた。
くるべき時が来たかなと思った。
色々とかみさんからも文句を言われたりしたから、仕方なくそれに従う。
周りがみんな好都合だと思ったのは、俺は4日に一回休みで、夜勤の入りは家を出る17時まで暇だっていうところにある。
また夜勤明けも、朝帰ってきて家にいるわけで、俺を寝かせないつもりなら、病院にでもなんでも車で送っていけるわけだ。
こんな利用しやすい条件はないだろう。
この親は最初から、それを当てにして、すぐ家の前まで病院の送迎バスが来てるって事すら知らなかった。
年齢的にも車の運転は危険だと娘に言われ、免許返納するから、俺に専属ドライバーになれと、言うつもりだったらしい。
アホか。
俺は仕事持って働いてんだぞ。
大体このおんぶにだっこの親父の方も、60前で会社が倒産し、その後定職につかないで、バイトみたいな生活をずっとやってた。
俺が二十代半ばで両親ともに病気になって、具合が悪くなったから、仕事を辞めて同居するのに戻ってきた際に、なかなか仕事が見つからなくて3ヶ月経過した頃、親父に、働かざるもの食うべからずだぞわかってるか!と言われた。
ところがこの親父は、60前に会社が潰れてから、半年以上働かず、その後もバイト生活。
結局この両親は、二人して口先ばかりで、体が伴わない人間なんだよ。
元来何も自分で調べないし、誰かがやってくれたことを、自分で吟味して不平を言い、上から目線の人間で、プライドばかりの中身のない人間。
やってやる方としてもさ、感謝もなく文句ばかりじゃ、やりたくもないっしょ。
確かにお袋が退院する時、病院の先生は通常の生活を送って大丈夫だと言っていた。
それがどこで話が変わったか、充分に静養しますからと、毎日怠け者ざんまい。
もともと遊び過ぎ過労が原因で倒れたんだからさ、20日間も入院してりゃ元に戻るよ。
それでもなおかつ正月の支度とか、そういうのはやりたくないもんだから、病人だからって話に変わったんだろう。
明らかに仮病だなって俺は思ってたし。
主治医は、心臓カテーテル手術と、ペースメーカーの埋め込みは、年齢を考えて今のうちやった方がいいと言ったが、今すぐにやれとは言わないけどもと、付け加えての話があった。
それで大晦日元日から心臓がドキドキすると言い始めて…
先生は大丈夫だと言っていたのに、あまりにおかしいなと俺は思ったわけで。
そんなに具合が悪いなら、すぐにでも病院に行かなければならないと、救急車を呼ぼうとしたら、安静にしてれば大丈夫だと言う。
1月3日に病院に行く段取りをしていたら、もう大丈夫だからとか言い始め…
1月17日の予約検診の時に、病院に行けばいいなどと、勝手に言い放ったので、さすがにこちらも頭にきた。
それで俺は、具合が悪いなら入院しろ!
家にいたって、具合が悪くなった時に、誰も救ってはやれない!
病院にいれば、看護師や先生がいるだろうに!
と言って、すぐに病院に行くぞと話をした。
十中八九仮病だろうと俺は思ってたけどね。
それでも体裁を繕うのに、少し調子が良くなったから、洗濯物を畳んでおいたと言われたのには呆れた。
食欲もあって、テレビも今一日中見てて、何の問題も感じないんだけどね。
これは結果的には、1月6日の診療でわかったことだが、お袋はヒートショックで、ちょっとしためまいがしたのが、心臓のせいだと思い込んでいたらしく、診察の時に先生にその話をしたら、それは心房細動とは違うよねと訂正されて言われていたし。
自分は不整脈だと何十年も言い続けてた人間が、他の状態と不整脈が同じって…
しょうもない。
話を戻すが、結局俺は頑として聞かなかったので、強引に予約外で1月6日の病院に連れて行った。
この話も過去に書いたが、もう一度繰り返すが、毎回診察では血液検査してるってのに、どういうわけか朝飯しっかり食ってるし、そのおかげで血液検査するかどうかは先生が9時過ぎに来るから、それから聞いてみてからにすると。
何のために8時半の受付開始に行ったんですかね?
診察が9時だから、その前にいつもの検査は、8時半から順にやるんだよ。
俺も同じ病院に持病で通院してるから、よく分かってる。
一般外来で受診してるから、予約優先で順番もかなり後の方になるわけで、そういうことを考えて、検査だけでも早く済ませようって早く行ったのに。
しかも予約外だって言ってるのに、いつも予約の時は9時半頃行ってただとか余裕こいてて支度もしてない。
こっちは行く準備万端で、出掛ける時間まで告げていたのに、どうしてちゃんと時間を守れないのかね。
もともとお袋という人間は、何かの集まりがあっても、いつも必ず最後に行くか、あるいは遅刻していく。
遅刻をなんとも思っていない。
こういう人間は、俺も他に何人も知ってるが、いずれもろくでもない人間。
このタイプの人間は、たまたまこの時だけ遅れたわけではない。
次の集まりに、率先して早く来て、みんなのお膳立てをしてくれるなど、絶対にありえない。
酔った勢いで本人から聞いたことがあるが、遅れてくる美徳があるらしい。
遅れてきたことによって、その時点でそもそも目立つ。
また仕事帰りであれば、仕事が大変だと言うアピールができる。
その他にも色々あるが。
何もくだらない人間の考えることだ。
それで1月6日の診察の話に戻るが、血液検査の結果も、レントゲンの結果も、心電図の結果も全て良好で、入院前よりは格段に良くなってるって話だった。
特に普通の生活をして問題ないと、さらに言われていた。
ここでさらにこの事についてお袋の愚痴を言いたいが、もう大分しゃべったからやめようと思う。
そういう状況で退院してきて、体調をもよく、散歩まで行っても、未だに家事の手伝いをしないって言うんだから、この人の頭はどうかしてる。
病み上がりだからと、かみさんは文句も言わずやってる。
お袋はかみさんが帰ってくる前に、今までやってたのは洗濯の取り込みと、畳む作業だけ。
それすら、次女が大学生の時に、おばあちゃんはいい加減に何か家事の手伝いをしなよ!と怒られ、しぶしぶ始めたものだから。
同居してからそれまでに、全くやらなかったことだ。
今回もこうして、やらなくていいとなったら、どこまでもやらない。
さっき仮病と言ったが、純粋な仮病ではない。
繰り返しになるが、心臓のカテーテル手術はした方がいいし、年齢的な限界もあるから、そのうちペースメーカーを埋め込むことにもなる。
今回お袋は、自分の勘違いで、相当心臓が悪くなったと判断し手術を決断した。
今回の騒動はその分では、良かったんじゃないかなと思う。
でなければまた、引き伸ばし引き延ばしで、一向に病院にも行かず、ダラダラとした生活が続いただろう。
決断したことを主治医に伝えると、主治医は2箇所の病院を紹介したいのだが、退院の時に伝えたと思うが、どっちにするか決まったか?と聞いた。
するお袋は、かなり前に検査で行ったことがあるからと、家から遠くの病院をの名前を出した。
全然わかってない。
自分は座ってるだけで、そんな遠くの病院まで、自動的に誰かが連れてってくれるとでも思っているんだろうか?
連れてくのは俺だぞ。
1月5日に妹が来た時にも、近くの病院だったら私も援助できるからと言ってくれてた。
それなのにここで、ただ過去に検査しただけの病院の名前を出すか?
家族としては近くの方がフォローしやすいんだけどと、俺は言ったが、ただ万が一の場合、本人が希望したのに俺がそれを拒否したから…と言われたら、嫌な思いをするので、もう一度本人が決めることだからとお袋に聞いてみた。
ところが何を考えてるのか、ちっとも答える気配もなく、うーんだのあーだの言っていて、診察時間ばっかり長くなってく。
主治医がダメ押しに、どちらも良い先生だから、心配することはないよと言ってくれたのに。
待ってられないので、近くでお願いしますと俺から言って、病院が決まった。
この後の下りは、この前非公開にした記事に書いたので割愛しようと思う。
それで14日にその病院に向かうことにしていたが、その前に事前に俺が連絡して、その日に行っていいのかどうかを確認しようと思っている。
もしかして先生がいないから、別の日にしてくれって言われるかもしれないしね。
近場とはいえ、それなりに離れた場所にあるから、二度手間は踏みたくない。
そういうことで、これからお袋の入院に、手術に通院に、そういったことを考えると、平日に時間が都合できる、今のこの勤務は、現状ではベストな勤務なのではないかと思う。
さらに職場は家から近いから、何かあったらすぐに駆けつけることもできる。
親にとっては、俺の今の仕事がベストなわけだが…
しかし俺の人生にとっては、転職を引き延ばして、本当にこの選択肢がいいのかどうかは分からない。
転職してするために、これまで資格を取得し、努力を続けてきた。
自分自身のモチベーションや、心の波ってものだって、人間だからあるんだよ。
ただこういう状況に陥ったということは、それに従って生きろということかもしれない。
今年も飯沼観音の別院の満願寺へ出かけたが、そこでおみくじを引いた。
俺はこの方どこでおみくじを引いても、全部末吉か凶だった。
ところが大吉が出た。
これはすごいことだ。
喜び急いで、仕事の項を見ると、大吉なのになぜか、焦らず時を待てと書かれていた。
そういうことなのだろうか…
2月の上旬にフォークリフトの免許を取ろうと思った。
昨日までは受付可能だったのに、今日になって定員になってしまっていた。
これもこの辺は、他の用事があるので、開けておけって事なのかもしれない…
しかしなー、心は晴れないよ。