ブリブリの日常的な感じ

日常の自分を綴る

初めての社長との面談6月29日

6月29日の日勤作業で、俺は朝から制御室を担当で、次長と話す時間があったので、例のBの日柄の問題など、これから班長会議の議題としてあげるべきかと言うことを、前日寝ながら色々と考えてて、思い切って次長に話してみることにした。

 

ところが日報の抜けなどの話をしたときに、先輩から日報の抜けがたくさんあるんだよと言われたんだけど、その日報を見たら俺の班の日報だったってことで。

何を言いたいのかと言うと、結局俺も文句を言ってる割に、自分の班の管理ができてないじゃないかと言いたいのだと思った。

それは事実だから、きちんと認め、今後クロスチェックで俺が最終的に確認して、提出することを言った。

濃茶なんだが俺の場合は、きちんと自分で最終的に確認して提出してる。

この日報に関してはH班長が、こうした新人ばっかりなのに、きちんと指導できなかった自分が悪いみたいなことを言ったと言うが、そんなの嘘八百でしょう。

あんな自分のことしか考えてない人間が、他の人のことを考えられるはずがない。

家でも実際に自分の班で抜けが出たと言うことには、俺は本当に残念に思った。

ひとえに先輩なんだと思う。

昨日の日勤だって夜間灯の付け忘れはあるし、杯数表だって最後の中央担当なのにつけていなかった。

交代班に指摘されて、慌てて記載してた。

中央担当で15時からずっと暇だったわけで、一体何をやっていたのかと言いたい。

昨日の夜勤も、俺が午前6時にクッションホッパーを思いっきり叩いて、固着した杯を出してようやく出し終わった状態だったが、申し訳ないが先輩の時間においても1時間に1度でもいいって、固着をクリアしていれば、もっと早い時間に停止していたものと思われる。

要するに何から何まで適当でさぼりばかり。

他の班はきちんと仕事をしないと、引き継ぎ日報に書いた俺の立場も何もない。
これじゃ誰だってお前の班だって、ちゃんとやってないだろうと思う。

 

結局足元をすくわれたような感じで、同害報復か、因果応報か、そのまま俺に返された形になった。

だが一石を投じた事は間違ってない。
きちんと麺と向かって自分の非を認め謝罪できないような人間など、上に立つ資格はないと思ってるし、実際にそういう人間は、必ずだめな職場の中心人物になっているケースが多い。

 

堂々巡りなので先に進む。

 

お昼前弁当を食べようと思っていたら、社長の面談だと次長が事務所から呼びに来た。

朝、社長が来るからって話だったが、何時とは聞かされてなくて、俺は12時からクレーン担当だったから、早めにご飯を食べようと思っていた矢先だった。

 

事務所に入って初めてお目にかかりますと挨拶した。

派遣外車の自分の会社は、営業兼社長なので、なかなか一般の人間と会ってる時間がないようだ。

しかしこんなときに社長が来るなんておかしいなとは思っていたが…

それで切り出されたのが、あなたは新炉に際して、研修に行ってもいいと思われていますかと言う事だった。

この研修については、以前からも何度か行ってきたが、簡単にまとめてここに記載しておくと、要するに元請けとしては、過去新設炉の立ち上げで、スキルのない人間を揃えたために失敗して、焼却炉の故障につながる大きな惨事をおこしたらしい。

そのために今回はその失敗を防ぐため、俺たちのような下請けはある程度研修して、スキルを上げてから、稼働準備〜本運転に向けてやってほしいと言うことだった。

俺としては、研修に行くとか行かないとかよりも定年退職の時に、新設炉が起ち上がるでの、俺自身の存在が会社にとって、必要なのかどうなのかと言うところが問題だった。

それは後回しにして、研修に出向くということは、新炉に残りたいという意思にもなるから、それを含めて社長は聞きたかったらしい。

俺が研修に行くには行きますがと言葉を切ると…社長はここから1時間以上かかる、遠くの焼却炉だが大丈夫かと言ってきた。

ここだけでもいくつか問題があって、その前に家族構成など聞かれて、それも参考に通える距離を考えると言うことだったのだが。

ぶっちゃけ結果から言うと、うちが参入している焼却炉は全国にたくさんあるが、そのどこかで研修してもらうって事と、元請けからの指示で、ある程度スキルを持った人間でないと、NO,Thank You!だって話らしいから、そういった意識を持って研修してもらえるのかって言うことも、視野に入れていたみたいだが。

俺はやはり、通うのが近くだからここにいたわけだし、率直に言って60歳で、40%の賃金カットがある中で、なおかつ延長雇用で交代勤務をやるつもりはないとはっきり言った。

だからそういうつもりでこれからの雇用を考えて、研修に行ってここの新設炉に残ると言うことになら、若い人にそれを託して、自分が退きたいと申し出た。

すると社長からは、1つのプランとして、退職金を延長雇用の給付金にプールして、65歳まで現場の給料をキープしながらもっていく、案があるという事だった。

今の時代的に考えても、60歳で賃金ダウンさせて65歳にもならなければ年金ももらえないわけで、そういう国の状態なのに、自分の会社で首切りをするのは、妥当ではないと言う判断だと言う。

それで俺は前のIさんの話を聞いた。
Iさんは、給料が40%カットで、足りない分はハローワークからもらっていた。
俺はそういう事はしたくないときちんと話をした。

それとIさんの場合は、退職金をもらい、給料カットで延長雇用するか、それとも退職金はなしで、現在の給料を維持したまま65歳まで続けるかと言う判断を委ねたところ、退職金をもらうって話になった。

これにはうつ病だってことも関係してるようだが。

それにしてもそういうシステムを既に導入していたとは思わなかった。

俺はこの会社に浅いので、退職金はたかだか数万円しかない。

その数万円を我慢すれば、65歳まで今の給料をキープできると言うなれば、それに越した事は無い。

俺自身のことに関しては後は通勤の距離の問題。
そしてこの焼却炉って言う仕事だがゴミの匂いが体につくので、電車通勤などする場合は、必ずシャワーを浴びての帰宅となる。

非常に面倒だし会社に残る時間ももったいない。

そういったことで会社としては一概にクビにはしたくないんで、また後で相談させてくれと言うことで、いくつか提示できる条件を用意してまた面談をお願いしますと言われた。

馬鹿ばっかりしかいない会社だと思っていたが、やはり社長はきちんとした人だった。

 

それで次長に、後から会社の事について色々と話を聞いたが、先ほども書いたがある程度のスキルを持った人間を用意してほしいと言う事。

そのための研修は元請けでスケジュールを組んでくれていたらしいが、やはり行く人間は所長が決めてたってことだけど。

あのアホなBが先に選ばれたのも、社長のお気に入りだって話だ。

このメンバーには若い奴から順に入れると言っていたが、挨拶もできない非常識な若い奴らが、どこでどれだけ研修ができるのか知らない、今のままじゃ到底元請けが求めるような優秀な人材が、稼働準備要因として、用意できるはずがない。

 

所長はここで狩野準備要員として候補に上がった名前は、3人しかいないとの事だった。

まぁそれは実際にボイラータービンの経験者であるHと、現在出向中のYと、償却歴20年以上の次長の3人ということはすぐわかる。

ボイラータービンの操作を覚えるのは大変だ…

俺は若い頃からずっと、様々な立ち上げを経験してきた。
必ずどこの職場でもそういう話は上がる。
だけど同じ人間が同じように作業してるわけだよ。


できないなんてことがあるわけないじゃないか?
それは上手にはできないかも知れない。
器用にこなしていけないかも知れない。
でも全然ダメだなんてないんだよ。

どうして最初からそんなふうにできるようなことを言うのか?
20年前の設備で研修したからって、今の設備が動かせるとは限らないでしょ?

そういう矛盾が多くあるのでそこを突っ込んで話をすると…

うちの会社は人権費が高いから、元請けの若い奴らの安い給金でやっとってる、フレッシュ組を中心としたら、覚えも早いしお金も安くて済むってことを考えてるらしい。

意外とケチなんだよな元請けは。

率直に言って俺はこの下請けは馬鹿ばかりだから、礼儀もなってないし物覚えも悪いと思う。

そもそも気配りができない人間は仕事もできない。
気配りができない人間しかいないのだから、期待なんて出来ないよ。

そんなふうに俺は思った。

下請けの俺たちを切りたいってことだったら、一連のこうした要求っていうのは何となく理解できる。

元請けだけでやれるなら、それに越した事はないだろうしね。

 

それにしても俺もいよいよ本当に定年なんだ、第一線で活躍することもないし、出世することもないんだなと思った。

 

いよいよ本当に引退なんだなと思ったら、飲まずにはいられなかった。

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