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昨日の夜勤のまとめ6/6

昨日の夜勤のまとめ6/6

これは記録なので、一般向けではありません。
興味のない方は、スルーしてください。




まず不可解だったのが、停電後の立ち上げで、現場で、バグのロータリー、スクリュー、スクレーパーのコンベアを動かしていたこと。

煙突に送る空気中の灰を濾過するためのフィルターが、バグの中にあるが、マイナスの圧力で外に引っ張られてるから、通常はフィルターに吸着した灰はそのままついたままになってる。

ところが停電等が起きると、煙突のほうに空気を送るファンが停止して、引力が勝ってフィルターについた灰が落下する。
それをさっき言ったコンベア3つで、バグの中から外に出すのだが、かなり多くの灰が落ちた場合は、一度に出すと詰まるから、様子を見ながら手動で送り出すことになってる。

停電が今終わったのが15時半前で、焼却炉の立ち上げが16時半だったらしい。
焼却炉の立ち上げに時間がかかるのは、炉内の温度を上げるのに時間がかかる。
2時間位の停止だと、焼却炉内の温度は高く、再燃焼着火レベルは確保してるから、立ち上げ前の点検があったにせよ、1時間以上もかかるとは思えない。

何をやってたかね?

ようするに、ゴミを投入したら、30分もかからないで通常運転に入れたのではないかと思う。
日報では一応停止は2時間になってたが…

それでその疑問と言うのは、コンベアを動かしたら、落下した灰の出方を確認できないわけでもないし、もし詰まったら、コンベアが一括警報で停止してしまうからすぐわかる。

引き継いだときの話では、昼間にその灰を中間貯蔵する、クッションサイロが、すぐにいっぱいになったと言うことで、かなり大量の灰が出たのは確か。
手動で少しずつ外に出して、クッションサイロに送るが、サイロの上限の警報ランプがついたと言う。
それで、少しの間コンベアを停止して、今度はサイロないから、外に出すコンベアを稼働させてやりすごした。

交代したときには、一連の問題は解消して、すでに現場で手動で、それらのコンベアは連続運転していた。

手動で?これがおかしい。

何が言いたいのかと言うと、クッションサイロがいっぱいになった段階で、灰の送り出し状態は確認できてたはず。
上限ランプが点灯したからって、停止させるのは、現場の操作盤でやるひつ要はない。
現場の操作盤は自動(制御室で管理)にして、制御室でコンベアの動作を行えばいい事だ。
それなのに現場で手動で動かしてるっておかしい。

もっと言うとそういう状況だったら、詰まるほど灰は出てなかったのだから、最初から自動運転にしとけばよかった。
なんでそれをちまちま手動運転にしてやったのか?

悪いがBは、やはり経験不足で、班長としてきちんと指示ができていなかったか、あるいは自分自身の判断力が不足していたとしか思えない。


能書きは長くなったが、引き継ぐ間際にそういった1連の話を聞いて、現在コンベアが手動で動かしているから、制御室で制御できるように、自動に切り替えますと、B自らが、現場のスイッチを制御室側に変更しに行った。

交代後、俺はそれから施設内点検を、夜間の簡易点検ではなく、日常点検と同じレベルの点検を行った。
特に問題はなかった。

ところが、それから6時間後に、俺がクレーン担当だったのだが、Kさんから内線がかかってきて、どうもフィルターの圧力がおかしいと言って来た。
それで、現場の操作盤を確認すると、なんと手動になってて、コンベア類は手動で動いてたって言う。

俺は始業時に計器盤も、パネルもすべて確認して、コンベアが動作してることを確認してる。

要するに、エラーを示すものは何一つ無かった。

現場では、手動でコンベア類は動作してたが、灰を一定時間でフィルターから落とす装置が動作していかなった。
この機構は、自動運転時にのみ起動する。
しかも、動作してなくても、それを示す表示灯は、制御室にはない。
唯一、ファイルターを通過する空気の圧力を確認出来るだけ。
今回はその圧力が異常になってわかった。

ほんと不思議な事だと思う。

本人が、バグは現場から制御室に切り替えに行った。
だから、そこで俺たちは疑いもせず、切り替わってるものと思った。

3人で夜中にこの事を検証した。

最初に語ったことまでは、その通りだろうという事で一致した。
後半は、おそらく現場で手動から自動に切り替える前、ロータリー、スクリュー、スクレーパーの3つのコンベアのうち、ロータリーとスクリューしか運転していなかったのではないかと予想される。
これは、灰の出方が多いときに、手動でスクレーパーの運転を加減して、灰の出方を調整するから。

それでスイッチを切り替えようとしたBは、スクレーパーコンベアが動いてないことに気がついてそれを、ポチッと押して、これでコンベアは全部動いたぞと、使命を忘れ戻って来た。

それで、ここで現場のスイッチを自動に切り替えたときに、制御室側ではバグのスイッチが一旦停止となる。
なので、それを押して運転を書けなければならない。
だけど、戻ってきた時には、バグのスイッチは運転のままだったから、使命を忘れてるBは、気にもしなかった。

そのバグのスイッチの隣に、もう一つ調温塔というスイッチがあって、こちらも同じように空気中の灰を送り出すコンベアが動くのだが、灰溜まりが少ないので、おそらく自動でやっていたようだった。

それが、先輩が見ていたのには、バグは動いてるから、Bは調温塔が動いてないことに気がついて、調温塔のスイッチを押していたと言う。

今更ここで調温塔のスイッチを押すのがおかしい。
もっと前に押してないといけないものだから。

灰の量が少なかったにせよ、調温塔が動いてなかったのはまずい。

Bは気がついて、おそらくはそれを言い出せなくて、ひた隠しにしたのだろう。


ということで、それだったらすべての辻褄が合ってくる。


要するに立ち上げの初動も遅れ、灰の出てる量も、おそらくは適当にしか確認せず、自動で運転していたものの、クッションサイロが上限になり、警報。
結構灰が出てたのねと慌てて停止した。

その後、現場で手動で灰出しを行ったが、他のことにかまけて、自動に戻さず、スイッチを手動のままにした。

調温塔はいつから停止していたかもわからないが、それもおそらくは、バグからの灰を外に出すのに動かす他の2−1コンベアが、調温塔と連動してるので、最初の自動運転時に、バグからの灰を停止した時に、いっしょに止まったのだと思う。

この辺のコンベアの動かし方や、調整の仕方なんかは、結構複雑で経験も必要。
停電で復旧作業をしたこともなかったBは、次長と所長に電話して、指示を仰ぎながら対応したと思う。

それで、あちこちが疎かになった可能性はある。

もっと怖いのは、このまま知らないで次の班に引き継いだら、フィルターに付着した灰は大量となり、やがてどか落ちしてコンベアが詰まり、俺達が何をやってんだと言われてるところだった。


それでこの日の朝の朝礼で、停電後にあった問題点について俺の方から、制御室担当者だけにすべてを任せるのではなく、各班長や作業員は、それぞれが確実にクロスチェックを行って、漏れがないように努めるようにと話をした。

話をし終えてから、そうだこれは所長から話をしてもらうべきもので、俺が所長さながらなことをでしゃばって、話してしまったと気がついた。

つい、話してるうちに、以前の課長だったときの態度が出てしまった💦

ま、遅かれ早かれ俺はいなくなるんだから、このくらいいいか(笑)