ブリブリの日常的な感じ

日常の自分を綴る

彼岸花が咲いてる

今日は午前5時半くらいに先輩から電話があった。
俺はスマホを枕元に置いてるので、すぐ出てみると、とぼけた調子の先輩が、
「いま夜ですかね?」などと、ふざけた調子で話をしてる。

朝と夜と間違えちゃったと、なんだかわけのわからない事を言って、どうも少し酔ってる感じもする。

たぶん間違えて電話をしてきたんだろうが、この先輩バイトもやってて、それも夜の夜勤のバイトをしてる。
それで、作業が終わってもしかして、ちょっといっぱいやってる可能性もあるのかなと思った。
ちょっとアル中ぽいところもあって酒癖の悪いそ、 そんなんで間違えて電話してきたんじゃないかな…とか。

今日は夜勤なので、また夜に会いましょう…なんて言ってたけども、 頼んでもいないモーニングコールは迷惑でしかない。

昨日はメンバーの Kさんが、 先輩のことについてあーだこーだ言っててそれを聞いてるのが結構大変だった。
Kさんは、 以前先輩と同じ班で色々と先輩に苦労をかけられたらしい。

今回も先輩は、 自分は自転車で転んで怪我したからと、清掃作業するのが大変だとか、ローダー運転が大変だとか言って、 結局その仕事はできないからと俺に言ってきた。

こういう態度もどうかなと思う。
怪我してて出来ないのは大変だと思うけど、労災にはしない病院には行かないでは、 なんだ説得力はない。
ちゃんと治療も受けないで痛いからできませんでは通らないでしょう。

先輩は今年の2月で定年を迎え延長雇用になった。
実はその前にも去年一人延長雇用の人がいたがやめた。
この人も延長雇用になって最初のうちにそうやって体の調子を悪くし、 休みがちになってシフトに穴を開け、 挙句の果てに無断欠勤を繰り返し 延長契約が打ち切りとなった。

実はこの人の時の班長も俺なんだよ。
この人がこうやっていい加減なことをやってくれたおかげで、俺はこの人のぶんまで何度も肩代わりの仕事をしなければならなかった。

そしてこの人も作業中に7針縫う怪我をしてそれも労災隠し。
やはり清掃作業はできない、ローダーの運転はできないと言ってきて、俺が随分と面倒を見た。

こういう言い方をして悪いが、その時もジュース一本でありがとうって言われたんで、そんなものいらないと、突っ返したことがある。
2ヶ月以上もこれだけ手伝ってやってるんだ、 どっかでご馳走か、飲み屋で奢ってくれるくらい、当然だろう!と言った。
小学生じゃねえんだよ。

別に俺は酒が飲みたくて言ってるんじゃない。
こんなやつと一緒に飲みに行くなんてごめんだし。
ただジュース一本与えとけばそれで帳消しっていう根性が気に入らない。
そんなの誠意でも何でもないだろ。

ここの人間はこれだけ人に世話になっておきながら、 お互い様だとか抜かして、その恩義を返すことをしない。
半沢でも見て、 一般的な世の中を、よく勉強した方がいいと思う。

先輩がそうやって開き直って、Kさんにもほのめかしたようだが、 仕事ができないじゃなくて、できないからお願いしますって頼み方ってものもあるんだよ。
年齢が上だとかキャリアがあるだとかそんなことは関係ない。
自分ができないことを人にやってもらうのだから、頭を下げるのは当然だ。

無題なプライドばっかりで呆れる。

だからこの先輩も前の定年退職者と同じような感じで道を歩んでる。
来年2月にはもう更新はないかもしれない。

正直俺もこのぬるま湯に浸かって なかなか出られなくなってる一人だ。
再就職しようにもやはりこんな年齢では使ってくれる所もほとんどない。
だから、非常識で頭の悪い奴らに、あーだこーだ言われて、時々癇癪を起こしながらも我慢して、 なんだかそれを繰り返しているのも疲れたよ。

なんとか突破口を見つけないとな…

散歩に出てそんなことを考えていたら、 彼岸花が出迎えてくれた。