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自分のミスをきちんと認める人

自分のミスをきちんと認める人

日曜出勤だった。
昨日の夜から焼却炉を停止して、灰を搬送するコンベア清掃を実施していた。
もっともその清掃だって、構造に欠陥のあるコンベアを設置して、このコンベアが動かないと、場合によっては焼却炉を停止しなければならない状況だってのに、修理費用はないとかで、一向に改善するつもりはないらしい。
だから、本来俺たちのやる仕事なのか疑問なのだが。

元請けどもは自分の休憩室すら、清掃員を雇って清掃させているって、どういうことなのかと思う。

こういう上下関係ってどうかしてるよな。
この人たちは必ず閻魔様に怒られるね。

それで土曜日の昼間はコンベアの清掃、夜勤はその他の焼却炉内の清掃で、こともあろうに問題社員の38歳Gは、重労働のこういう時に休みを入れてくる不届き者。
しかも清掃が決まってから入れてきた。
誰だって休みたいでしょ。

普通の普段一生懸命やってる人間だったら、用事があるんだねって思われるけど、こいみたいに、日々の作業から嘘をつき、人になすりつけるような態度では、やりたくないから休んだんだろうって思われても仕方ない。

そもそもそのGの休んだ夜勤だって、少し重い清掃作業だったかもしれないが、少人数でもできること。
それなのに他の班から応援をもらい、わざわざ夜の清掃を担当させるなんて、さすがだめ所長としか言いようがない。
もっと言うと、この夜勤の担当班はH班長の班で、一人少ない人数で清掃させたもんにゃ、同じ元請けだから文句を言われるって思ったんだろう。
こういうところで無駄な出勤を容認してるのだからね、どういうコッチャ。


話を戻すと俺たちが出勤すると、夜中の清掃班からの引き継ぎで、コンベアの清掃が終わってるから、周りの後片付けや、周辺に飛び散った灰の清掃をしておけとなった。

周囲といっても1部屋、全く掃き掃除もしてない状態で、窓が2つしかない広い所。
防塵マスクをしながら空気の悪い中を掃き掃除。
長袖の耐火防護服を着ているから、汗が滴り落ちて目にしみて、清掃も思うように進まない。

それが終わったら両炉共々、系統切り替えを行い、立ち上げの前のチェックを行い、両炉とも立ち上げておけと言う。
この切り替えだって硬いバルブを開けなきゃならないし、狭い中、点検口を開けて、中にある詰まりを除去したり、それだけでも数時間かかる。

それでいざ立ち上げで、また3階まで登ったり降りたりの繰り返しをして、冷却ノズルを点検したり入れたりと、汗だくで、帰りまでにまた着替えることになった。


立ち上げ前チェックをしていて、またも現場の操作盤が手動になってるのをKさんが発見した。
やっぱBの班が埋火した。
何かあると思ったんだけどやっぱりなと…

それで今度は冷却水のところで、予備系統からメインに切り替えるところ、どういうわけかバルブが閉まったままになってる所があった。
ここは本来開いてなきゃいけなくて、バルブが閉まっているところに冷却水を送り出そうとしてるから、モーターが熱を持っていた可能性があった。

それにしてもこのバルブ開けようとしても、うんともすんとも言わず、俺がハンマーで叩いたが、びくともしなかった。
やりすぎて破損でもしたら大変なので、俺の判断でそのバルブが閉まったまま、切り替えられる系統を探して、セッティングした。
冷却水だけは3系統あって、それらの組み合わせでできているのでラッキーだった。

それにしてもこの前の朝礼で、所長次長の前で、きちんとセッティングされていないまま引き継がれることが多いから、クロスチェックをお願いしますと言ったのに、他の班には何ら伝えられていなかった。

俺がなぜ口頭で言ったかわかってないのかね?
引き継ぎノートに書くと嫌味であるし、誰がどこで間違ったかって、全部わかっちゃうから言ってるんだよ。
最大限プライバシー配慮した形。

けれども俺はもう、どうせ散々ここの連中から疎まれているから、これ以上間違い探しみたいなことを、毎回やらせるのは嫌なので、これまで出来ていなかった項目を上げ、1ページまるまる、B班中心の不備を指摘することとなった。
冒頭に所長次長には、すでに伝えてあることだとして。

これを読んだ夜勤で引き継ぐ班の班長Tさんが、冷却水のセッティングは、自分たちが4月にやったものだと覚えていた。
バルブが閉まっていたことをノートで確認して、そういう状況だったことを話したが、勘違いして間違ってセッティングしてしまったと謝罪し、今後気をつけると話があった。

Tさんはその昔俺が、大手電気メーカーのN●Cの中で働いてた時に、Tさんも別の下請けでおんなじところにいた。
この話も前に書いたが、奇遇にも担当していた事業部も同じで、廊下ですれ違ってたねーなんて話をした。
歳も同い年だ。

やはり自分の非を認め、きちんと謝ることができる人は、大手企業で働けるような、良識のある人間なんだと思う。

特に大手企業だからと特別というわけではないが。
ただ、大手企業にはここにいるような、きちんとした言葉遣いもできず、短パンにTシャツで会社に通い、30歳過ぎまで働いたこともなく、親のスネをかじって、ニートだったやつんて居ないから。

30歳過ぎて最低限の報告書くらい書けて当たり前。
引き継ぎのノートも、文章のまとまりもなく何を書いているのだか分からないようなものを、自分が修理した時だけ、平然と自分の手柄だと、羅列しているような奴らばかりだから。

それに引き換えBは、先週もKさんが応援に出て、スイッチの切り替えができていなかったことを伝えたのに、謝るどころか自分はたしかに切り替えたと、豪語したらしい。

スイッチが切り替えられてなくて、大変な目にあったのは俺たちだから。
俺たちが、自分たちで切り替えるわけないでしょ?

今回は10項目近いものを挙げさしてもらったが、それだって遠慮して書いたからね。

今日は夜勤で出勤するけど、昼間はB班だから、それを読んでどう考えるかだな。

もっとも、自分の非を認め謙虚に謝罪し、きちんと改めるような人間だったら、こんなにミスを連発なんてしてるはずはない。


そうだ自分のことも書いておくが、ばか所長に下請けは生意気な発言をされてから、すっかり嫌になって、何か問題があっても、引き継ぎノートに具体的なことを書くのはやめた。
これはH班長らも元請けも、ずっと前から引き継ぎノートには書かない人間だったし、咎められる筋合いはない。

しかし今回俺がかなり書いた事で、指摘されたT班長が、何かあったらこれからも、きちんと書いて下さいと、ちょっとした嫌味を言われた。

それは、この前の前の引き継ぎのときの話になるが、いろいろあったがノートに書かず、俺が口頭で何項目がしゃべった。
それには理由もあって、前日俺たちは休みで、T班長班は日勤だったので、その夜勤から俺たちが引き継いだから、主な引き継ぎ内容は、前日のうちに周知してると思ってたから。
ところが、そもそもH班長班からの引き継ぎもままならなかったから、T班も知らない事も多々あったらしい。

それで、俺が喋った事をすっかりノートにまとめて、次の班に引き継いでた。

これは申し訳なかったと思う。

今後は俺も改めて、必要な事はきちんと引き継ぎノートに記載しようと思う。

それで、これは休出関連だが、あのひき逃げ遅刻魔のUが突然休日を入れて来た。

なんで間際になって休みをいれるかなと。
元請けが休んでも、下請けだけで元請けの分まで作業すれば良く、応援依頼はしてもしなくてもいいとされてる。
俺が文句をつけて所長と言い争いになった内容がこれ。

なんで下請けが休んだら、下請けが応援に出る決まりになっているのに、元請けが休んだら、その分下請け負担させるか?
そういったことをわかってて、自分は元請けで偉いんだと、ギリギリになって休みを入れてくる、狂った人間。

それでも、俺たちが休んだときにT班からは応援に来てくれてるわけで、できるだけ応援してあげようということで、みんな都合が悪いから、俺が出ることになった。

これで次の日曜まで休みはない。


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