オカルトエンタメ大学の YouTube は、ずっと最初の方から見てるというか、聞いてるが、山の怪の話をやってたので、やはり登山が好きだから、そういう話には、ちょっと敏感に反応してしまう。
一人で山の中に置き去りにされた話などあったが、置き去りにされなくても、俺が通ってる筑波山系の山は、登山から下山まで、誰一人ともすれ違わないことなど、ざらにある。
確かに YouTube で話していたように、なんだかわからないけど、確かに声なのだが、人の声なのか判断がつかないような声が、頭の上の方から聞こえてきたりする。
なんだろう?と思ってその声の方向を見上げながら、ムービーを撮ったりしたことも何回かあったが
天狗かな?と思ったけど、天狗の姿を捉えることはできなかった。
下山してからラーメン屋で、ラーメンを食べていた、だいぶ時間は後になってからだけど、何故か思い出して背筋がゾクッとした。
それで今回オカルトエンタメ大学の山の怪では山がピカピカ光るって現象があって、この話になった。
それは山が何かを訴えているのか?それとも心霊現象なのか?どうもはっきりしない話らしい。
しかしこの話を聞いて、俺は心当たりがあった。
それは今から15年ぐらい前だが、向かいの家の、俺よりも三つ年上の兄貴が、心不全で突然死した。
葬式も終わって、俺もその葬式に参列したが、寂しくなったなぁと思いながら帰宅した、その日の晩だった。
家のトイレの窓から、その向かいの家の端の方が見えるのだが、たぶん深夜2時ぐらいだったと思う、俺が何気なく用を足しながら窓を見てると、向かいの家が突然ピカピカと光りだした。
その時は、通り沿いだから車のヘッドライトか何かで光ったのかな?と思った。
しかしよくよく考えてみると、車も通ってなかったし、光り方がちょっと変わっていて、黄色いネオンが点滅してるような、そんな感じだった。
たぶん兄貴が俺に、ありがとうと言ってくれたのかなと思った。
それからしばらくして、次女が会社であった話を俺にしてくれて、その話が、またもピカピカ光った?って話だった。
次女は障害者の施設の職員なのだが、時々利用者さんが脱走してしまうことがある。
そうなると当然探しに行かなければならない。
その日はかなり夜になってからの脱走で、次女達も暗くなった市街地を、手分けして探していたらしい。
次女の勤めている施設は、結構自然に恵まれたところにあって、その周りは田んぼが連なっていて、街灯などがほとんどない所もあるらしい。
次女はよく利用者さんと散歩に行く、そんな田んぼ道が気になって探していたら、その奥に広がっている小高い丘のような山が、突然ピカピカと光出したらしい。
なんだろうと驚いていると、目の前の用水路の中で、バシャバシャと暴れている、利用者さんを見つけたらしい。
それで次女と俺は、お互いに体験した現象を、なんとなく似てるねって話し合った。
この光る現象は、ただ光ってるだけじゃなくて、何かをこちらに伝えようとしてるんじゃないか?なんて話しになり(笑)
だけどお互いに、そういうことは単なる気のせいだったのかな?って部分もあった。
それが今回オカルトエンタメ大学で、こうした話を聞くことになり、やはり俺達が見たのは、本物だったのかな?と、なんとなく思えたような気がした。
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