ブリブリの日常的な感じ

日常の自分を綴る

昨日で去った会社のメンバー

昨日で去った会社のメンバー

そしてちょっと残しておきたい。

昨日会社に行くと、高級菓子が置いてあった。
すっかりわからなかったのだけれど、昨日でWさんが別の支所へ異動となった。

この異動についてだが、ここの現場は親会社から派遣されている人間と、下請け企業の人間が合わさって同じ仕事をしている。
基本的には親会社から来た人間は、所長と班長などを担当するが、実際半分は下請けからの人間が班長をやってる。
俺もその一人だ。

親会社からきてる人の一人は定年退職して、嘱託職員となって延長雇用。
もう一人はこの異動したWさんだった。

Wさんについては、こちらも過去にここに書いたが、うちの支所へ新人として入ってきて9月の末までで4ヶ月ほどいた。
そのうち、親が亡くなって忌引きで休み、自分が肺炎になって入院して休んで、実質は3ヶ月いたか?くらいな感じだ。
というのも、シフトが日勤と夜勤の繰り返しなので、月のうち半分くらいしか実質の出勤はない。
その分、夜勤も日勤も通常の8時間勤務を超えている。

そんな中で、Wさんとは違う班だったから、ほとんど会わなかった。
4日に一度引き継ぎで顔を見る程度だった。

この度重なる長期の休みについても、ちょっとここで書いたが、まずは忌引きで休むので、ってことで、本当にここへきてすぐで、まだ会話もろくにしたことがない時に、香典を出すというので、三千円だした。
みんなから集めて、代表で所長が届けたものだ。

その香典返しで、饅頭2個もらっただけだった。
それは全員。
なんだろうこれは?と思った。
饅頭は挨拶だけと考えていて、普通はお茶とかくらいは渡されるもんだと思ってたのだが。
珍しい京都の饅頭だったので、これ、誰がもってきたの?って聞いた時に、ちょうどWさんがいて、それは俺の母親が持ってきたものです…と答えた。
なんじゃそれは…と思ったけども、とくに言わなかった。

Wさんが休むにしも、こちらもWさんのために応援をださないとならなくて、この人の休みを、うちの班で休出して穴埋めした。
でも、Wさんはそれから復帰しても、なんの挨拶もなかった。
普通は、そういう事情であっても、ご迷惑おかけしましたの、一言くらい言うだろう。

そしてすぐ病欠。
コロナ騒ぎの夏で、こちらとしてもみんな不安な状況だった。
なにせ肺炎で入院してるのだから。

その後出てきても、またも、なんの挨拶もなかった。
当然ながら、この時にも、うちの班から応援をだした。

そして、今回自分で希望をだして異動となったらしい。
それも、差し迫った時期に聞いた。
異動先の支所は、メンバーがほとんど親会社サイドで、Wさんとしても家から近いし、自社の人間しかいないのでそもれよかったのかも知れない。

その支所は、経験者のみの募集で、新人は別の支所で慣らして、それから移動させるってことをしてた。
これにはみんな、こっちは練習場所じゃねえよ、って憤りを感じてるところもあるけども、そもそも全ての支所は親会社の管轄だから、それも仕方がない。

先月の28日が最後にWさんと会った日だった。
その時にも、なんの挨拶もなかった。
俺たちも、その日で終わるなんて、すっかり忘れていた。
交代勤務で、日にちの感覚がズレてるから仕方ない。

そして、昨日の朝に出勤すると、高級菓子がテーブルの上にあったので、これはなんだ?と聞いたら、Wさんが置いて行ったって話だった。
みんなで食べてって事らしい。

Wさんは夫婦2人暮らしで、52歳だったかと思う。
子供はいなかった。
コロナで転職を余儀なくされたらしく、大変だったとは思う。

登山の話をすると、かなり本格的で、高級な装備を持ってた。
とても俺のように低山登山しかしてないのは、相手にもしないといった感じで、話してて鼻持ちならず、いやな雰囲気だった。

所長の話だと、実家がかなり大きいところで、地主らしく金持のようだった。
まあ、それはいいけども。

みんなに挨拶くらいしてから、去っていくべきだったんじゃないかなと思った。

ちょっと残念な気持ちだった。