ブリブリの日常的な感じ

日常の自分を綴る

三善晃 ピアノ協奏曲…思い出の銀座ヤマハ

銀座ヤマハは、俺がそれこそ中学生の時から、輸入楽譜を買いに、また、楽器やレコード、CDを買いに出かけたお店。

今使ってる音楽楽譜作成ソフトのfinaleが出た時にも、ここで購入した。

本当に友達とわいわいがやがやと、ああでもない、こうでもないと、音楽談義しながら、楽譜を眺めて探して、青春の場所。

このお店がなかったら、俺の心の音楽は存在しなかっただろう。

3年ぶりお邪魔して、改めて色々と欲しいものが逆に増えたという感じだった。

最近のスコア購入は、もっぱらネット。
古いものは店頭にあるが、著作権の関係で、新しいもの、特に現代音楽は、なかなかお店には置いてないことが多いから。

何十年もスコアを購入してたら、その辺のものはだいたい買い尽くしているので、取り寄せとかになるから、すぐ欲しいものは、ヤマハとか専門店で購入する事も多い。
ネットでも買えるが、送料もそれなりにかかるし、なによりお店は立ち読みができる利点もある(笑)

今回、日本の現代音楽もいろいろスタンダード版になって、三善晃さんのスコアとかも大分安くなった。
昔は数万円ってスコアもざらにあったけども、今は少し落ち着いたのかも知れない。

この現代音楽のスコア、どうしても入手できない場合も多い。
絶版とかなってる時には特に。
そういう時に、どうしても欲しい場合は、芸大図書館とか、東京文化会館の音楽資料室にあれば、閲覧とコピーができる。

俺もそこで、平吉 毅州(ひらよし たけくに)さんの、交響変奏曲のスコアを3年かかりでコピーした。
というのも、コピーは一度に半分を超えられない。
それで、最初の半分と、後半の半分を二回に分けてコピーした。

本題に戻るが、三善晃さんのピアノ協奏曲のスコアをみつけて購入。
A4版で60ページのもので2500円だった。
昔に比べかなり安い。
もちろん、ネットで無料で入手する事は出来ない。

さて、この音楽についてだが、俺が初めて聞いたのはずいぶん前になる。
コアなクラシックファンなら、けっこう知ってる音楽だと思います。
詳しくはウィキペディアに載ってるので、興味のある人はそちらを。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2_(%E4%B8%89%E5%96%84%E6%99%83)

この曲は、ピアノ協奏曲というか、三善晃色に包まれた管弦楽作品といった感じで、ピアノも確かに前に出てるが、オーケストラの色彩がすごい。

初めて聞いた若かりし時には鳥肌が立った。

こういう素晴らしい作品を書ける天才って、どういう心を持ってるのか、俺も作曲をする人間としてうらやましいを通り越して、不思議でしかない。

しばし茫然と譜面を眺めている…
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