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亡くなった祖父の不思議な話と私の体験

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あの世の話とか、オカルトの話とか、けっこう昔から好きで色々調べたり、本を読んだりして勉強してきた。

そういうオカルトの話を少ししたいと思います。

俺は昔から色々と不思議な体験や、恐怖体験をしていますが、それはオカルトが好きになる前からの話。

悪魔召喚だのタロットだのカバラだの、だいたいムーとか雑誌を読み始めて、本格的に知ることになりましたが、その前にも様々体験があります。

今回は、投稿してオカルト配信のyoutubeやネットサイトで採用され、取り上げられた、昔の体験を載せようと思います。

 

●亡くなった祖父の不思議な話と私の体験


 この話を聞いたのは、私が小学校6年生の時だったと思います。 
 母方の祖父が癌の手術後に容態が急変して悪くなり、危篤の一報が深夜に入りました。
 それで、家族で母の実家の宮城県まで駆けつける事になりました。

 私がそれを覚えている理由は、ちょうど小学校の運動会の前日で、運動会には出られなくなったからです。
 結構楽しみにしていたと思います。
 翌朝にお袋が学校に連絡して、休むことが決まりました。

 宮城までは、親父の運転する車で行く事になりました。
 朝から急いでしたくして、両親と私と妹2人の5人で、住んでいる東京から宮城に向かいました。
 直接祖父の入院する病院に行ったと思います。
 私は途中でセーターを買ってもらった記憶があり、10月の宮城は今とは比べられないくらい寒かったのかも知れません。

 病院に到着した時には、まだ明るい時間だったと思います。
 もう祖父は意識がありませんでした。
 すでに伯父さん伯母さん達が到着していました。
 さらに病院にたくさんの人が集まって来ていて、どうも今夜が峠かも知れないと言う事でした。
 その病院での話ですが、病院の怪談とは全然関係のない話ですので、あらかじめお伝えしておきます。
 よく聞く話かも知れませんが、ご存知でしたらすみません。
 しかし、これは実話です。

 病院の待合室で、ジュースなどをいただいて、伯母さん達と話をしていた時に、祖父の話になって、色々な思いで話が次々に出て来ていました。
 そんな中で、伯母さん達が不思議な事があったと話はじめました。
 祖父の住んでいる所は、宮城県でも岩手県寄りの、くりこま高原と言う山岳部の近くの山間部で、祖父は良く山にキノコを取りに出かけていたそうです。
 その山はよく知った山で、祖父が小さい頃から親に連れられ出かけていたそうで、自分の庭のような山だったそうです。

 この話は伯母さん達が小さい頃のことです。
 祖父がキノコ採りに出かけると言ったその日に、すごい青空だったのに雨が降って来て、狐の嫁入りか〜と祖父が一言笑いながら言ったらしいです。
 何の事か伯母さん達はわからなかったと言う事ですが。
 祖父はいつものように朝早く一人で出かけて行ったそうで、夕飯にはキノコ汁などを祖母も考えていたようです。
 それが、この日は夕方になっても祖父は帰って来ません。
 今のように携帯電話など無い時代でしたので、心配した祖母は少し待っても帰ってこなかったら、駐在さん(昔の警察)に知らせに行こうと言う話になりました。
 それでもう夜になり、真っ暗になったので、これは危険だと思って駐在さんに行こうとした時に、祖父が帰って来たそうです。
 それで心配する家族に、「いや〜化かされた〜」と話して、心配かけた事を詫びました。

 それから夕食になり、どうしたのかと話を聞くと、キノコを採って帰ろうと、来た山道を戻っていたら、どう言う訳かさっきまでキノコを採っていた場所に戻って来てしまったそうです。
 「あれ?おかしいな?」と思ったけれども、日も傾いて来ていたので、急いでもう一度いつもの道を辿って帰路についたのですが、またしてもさっきのキノコの場所に戻って来てしまったそうです。
 さらに祖父は慌てて、暗くなる前に山を降りないとと、急いで山道を戻りましたが、またしてもキノコの場所に来てしまいます。
 それで祖父は、これは「狐か何かに化かされたかな?」と思ったそうです。
 辺りは暗くなっていきましたが、知った山道なので、恐らくは帰れるだろうと思っていたようです。

 祖父は”わかば”というタバコを取り出して、それのタバコの葉をほぐすと、キセルを出してその頭にタバコの葉を押し付けて火をつけ、普通に一服したそうです。
 昔の人は、そのキセルの頭の火が消える前に手に取り出して、燃えているタバコの葉を手のひらの上で転がしながら、片方の手で新しいタバコの葉をキセルの頭に乗せて、その上にさっき取り出した燃え付きそうなタバコの葉の塊を乗せて、火を新しい葉に移します。
 今ではこういう芸当をやってのける人は、ほとんど居ないと思います。
 そうやって祖父は、小一時間その辺の切り株に腰掛けて居たそうです。
 辺りはもうだいぶ暗くなった時分に、そろそろいいかなと思って帰路につくと、今度は難なく麓へ出られたそうです。
 それで遅くなったと語ったということです。

 祖父は、「狐の嫁入りを邪魔したから、化かされたかな〜」と言っていたとの事でした。
 その当時、私はその内容がよくわからなかったけれども、大人になって思い出してみると、そんな不思議な体験をしたなんてすごいなと感じました。

 この後病院で、夜になる前に子供達は実家に帰すかと言う話になって、私たちはお袋の実家に先に帰される事になりましたが、どうやって帰ったかは記憶にありません。
 その実家で、今度は私の話になりますが、不思議な体験をしました。

 ひとまず子供達はお袋の実家へ戻されました。
 お袋の実家は親戚がすでに集まってきていて、普段は会えない年の近い従兄弟などと、いろいろ話をしたりしました。
 子供達には祖父の危篤なんておかまいなしで、広い家の中でかくれんぼしたり、近くの森林に遊びに行ったりしました。
 私の記憶では、子供達には夕飯時にすごく大きなおむすびを渡されてました。
 田舎なので、お腹いっぱいになるようにと、また、おかわりとか無いように、ご飯の支度もおそらく大変だったでしょうし、一度で終わりにしようという意図があったのだと思います。
 大きなおむすびにはたくさん具材が入ってて、おいしかった記憶があります。
 夜になって寝る時には、ちょっと大きな居間があったのですが、子供らはそこへ集められて布団を敷かれ、みんなで寝かされました。
 もう疲れ果て、眠気が襲ってきて、私もすぐ眠りにつきました。

 どのくらい経ったか覚えていませんが、眠ってしばらくすると、なんだか当たりがすごくまぶしくなりました。
 それで目を開けてあたりを見てみると、大人が大勢で、なにやらかかえて運んで、部屋に入ってきていました。
 すぐにそれは祖父の遺体だとわかりました。
 伯母さんたちもそれに続いて居間に入ってきて、「お爺さんが亡くなったので、みんな向こうの部屋へ移動してちょうだい」と言ってました。
 伯父さんたちが来て、子供はあっちだと追い立てられました。
 私は隣に寝ていたい妹を起こし、慌てて別の部屋に追い出されていった所で………

 私はなぜか突然”はっ”として、意識が戻って身体を起こしました。

 そこには、薄暗い静かな居間に、子供達が寝ている姿がみえました。
 あ、今見てたのは夢だったのか…
 私はぼんやりとそんなうす暗い居間を見ていて、急に尿意がこみ上げてきて、妹を起こしていっしょにトイレに行きました。
 ここのトイレは、田舎の建物だったので、縁側の端にあって暗くて怖かったんです。
 それで妹について来てもらい、交代に妹も入って、いっしょにまた布団にもどりました。
 それからすぐ眠ったと思います。

 しばらくして、またうるさい音で目が覚めました。
 そこには、大人が大勢で何かを持って、居間に運んでる姿でした。
 一瞬理解できませんでしたが、そこには、あきらかにさっき夢で見た光景と、まったく同じ光景が繰り広げられています。
 いったいこれはなんだろう?…私はぼーっとその状況をみてると、伯母さんたちもそれに続いて居間に入ってきて、「お爺さんが亡くなったので、みんな向こうの部屋へ移動してちょうだい」と言いました。

 私はおばさんの言葉で頭が起きて、この光景は現実で、さっき夢で見た光景と一緒だし、おばさんが言ってる台詞もいっしょだと、改めてその時に思いました。
 それからすぐ伯父さんたちがやってきて、子供は向こうへ行けと、隣の部屋に集められそこで寝かされました。
 さっきとまったく同じだけど、大人たちの声がうるさく、目が覚めてしまってて、今度は本当に夢ではありません。
 まだ辺りはうす暗い感じだったと思います。

 この体験は子供ながら、何度も思い返してはおかしな体験だったと思ってましたが、すこし成長してから、あれは既視感?だったのだと、ようやくにして考えが至りました。

不思議な体験の一つです。


 ここからは霊体験ではありませんが、この後に、葬式行列に参加しました。
 祖父の葬儀では、私は台にキラキラした飾りのついた棒が刺さっているものを持たされて、実家からお墓まで歩かされたのを覚えています。
 その時に、大人の頭に三角のものを付けていて、みんな幽霊になったのかとちょっと怖い思いをしました。

 それが、この2019年の5月に、宮城県の祖母が103歳で亡くなり、私は急いでかけつけました。
 その葬式の時に、もはや今の時代には行列はないだろうと思っていたのに、境内の中庭で歩かされる事になりました。
 私は、お水の入った小さいカメのようなものを持たされて、頭に三角の紙をつけられました。
 急に祖父の時の事がフラッシュバックして、あの時はこんな感じだったのかと思いだしました。
 私が当時持っていた、そのキラキラも存在していて、祖母のひ孫が持っていました。

なんとも奇遇です(笑)