吹奏楽曲という音楽 吹奏楽の話8
ちょっと前回より難しい話に入っているが、まずどんな音楽を聞くにしても、できれば楽譜は読めた方がいい。
大人になるまでに教育を受けて、簡単な小説だったら誰でも読めるようになってるのと同じで、音符も勉強すれば読めるようになる。
普通に毎日見ていれば、嫌でも読めるようになるものなんだけど、実際にはそうまでして、音楽を好きだっていう人がいないってことなんだと思う。
しかし、小説を読んだことありますかとは言うけれど、小説を聞いたことありますかとは言わないだろう。
それは文字は読むのが当たり前という観念になってるからだが、誰かが朗読してくれたらそれを聞いても内容は分かる。
でもやはり活字を読んだ方が、なぜか臨場感が湧き上がってくるように思わないだろうか?
音楽はそれと同じだとは言わないが、少し似ているところがある。
音楽を聞いて心の琴線に触れるものがあったとしたら、それが何なのか、楽譜に書かれてある音符を見たら、実際に自分が聞いているものの背景がわかる。
音符を見てその音程が分からなくても、どの楽器が今どのような旋律を演奏しているかぐらいは、音符の景色で大体分かってくる。
そうなってくると、より音楽に近づいた感じがすると思う。
どうして音符を読めた方がいいのか…この話の続きは今度しようと思う。
さて掲題の吹奏楽と言う音楽だが、吹奏楽には様々なジャンルを演奏する能力がある。
その中で、なんだかよくわからないようなジャンルの音楽が存在している。
それが、一口に言うと、吹奏楽の音楽というもの。
ジャズでもなく、ロックでもなく、クラシックでもなく、ポップスでもなく…いったいこれは何?(笑)
そういう吹奏楽の世界は幅広く面白い。
言葉で説明するよりも、聞いていただいた方が理解が早いと思う。
そんな一曲を今日は紹介したいと思います。
ナヴァル・ブルー 真島俊夫