ブリブリの日常的な感じ

日常の自分を綴る

新しい人が来た 2月20日の仕事

今日は夜勤で、何も昼間何もスケジュールが入ってない。
というか、本当は車にガソリンを入れておかねばならないが、少し体を休めたいと後回しにすることにした。

この夜までの時間というか、出勤前に仮眠する14時までの時間は、 唯一の自分だけの休みになる。
明後日の休みはまる1日、認定電気工事士の講習だし、その後は親の通院と自分の通院などで、夜勤の入りも休みも潰れ、昨夜3月に入ってからの夜勤の入りは、自治会の集まりだからとかみさんに言われた。
その後の休みも、車の12か月点検が入ってる。
当分忙しいのは続きそうだ。

昨日Nさんが福島の支所からこちらに来た。
先ず以てして新しい人が来るのに、事前に所長からの何の説明もなかった。
言うチャンスは朝礼などいくらでもあっただろう。
毎度のことながらアホかと思う。

所長が先日俺のところに来て、俺の班の先輩が、Nさんの入る班の応援予定が出されてるが、 Nさんが増えるので、人員が足りてるから応援は要らない…と言ってきて、その時点でようやくNさんが来ることがわかった。

この所長はどうして、報連相がきちんとできないんだろうか。

テーブルの上にお菓子の箱が並べられていて、 なんだろうと思って交代班に、これはなんだ?と聞いてみると、Nさんが持って来たものだという。

Nさんは新しくここに入るから、よろしくお願いしますと言う意味で持ってきてくれたんだろうが、そうした気持ちがこれじゃみんなに伝わらない。
所長も所長だが、他の連中も、どうしてそういうことをきちんと伝えられないのかなと思い、情けなく感じた。

このNさん、復興の福島で仮設炉が閉鎖になるに伴って、こっちにきたが、実は元請の移動要員として、各地に頻繁に派遣されてる。
ここへも一度、突然の退職者が出て、応援で来てくれた事があったので、面識はあった。
移動要員は、他の業界でもあって重宝する。
昨年来た2人も、そういう感じの要員で、2年契約だと言われてた。

昨年来た人とは、暮れにいっしょに飲んだが、各地に飛ばされるのは、全て上乗せ金があるので、給料はかなり貰えるし、特に放射能地域は、特別手当がかなり入るので、金銭的にはうれしいという。
しかし、どこへ行っても一番下からの扱いにされて、キャリアは10年以上もあるのに、それを認めてもらえない部分は辛いと言ってた。

なるほどと納得した。
他にもさまざまな悩みを聞いた。
特に俺の支所みたいに古くて、全て手動運転なんて炉は、どうしてもこの炉に慣れるまでに時間がかかる。
なんとも難しいところだ。

それでそのNさんも、今回こちらに来たのは3年契約だと言ってたが、実家から通える地域なので、なんとかもう転勤は勘弁してほしいと言ってた。
お金はいいが、安住できないって、けっこう心も休まらないと言う。

俺も東北の営業所を立ち上げる時に、数ヶ月アパート暮らしをしたが、そんなのは比べるに値しないな。

昨日、交代班がNさん達の班で、初めて顔合をあわせ挨拶してから、もともと口数も少ないNさんだったので、いろいろと今後のスケジュールなどを聞いた。
今後、新炉立ち上げのあと、班長としてここに残るという。
それはよかったねって言ったが、前述の通りの不安を話してた。
さらに、いっしょにこの支所からYさんが福島に行ってたが、そこの所長が酷いパワハラ三昧で、Yさんもだいぶやられてるって話や、自分自身も地方で、何度もいじめにあったとか、転勤社員の辛さを少し話してくれた。

時間もなかったので、続きは今度コロナが緩和されたら、飲もうって誘った。

なかなかみんな、大変な人生を歩んでるなと思った。

思えば俺も、N●Eの中で仕事してた時は、パワハラ三昧の課長にかなりやられた経験もある。
本当に辛かった。

今は、この前Nさんが来た時と、ここもだいぶ面子も変わってる。
ちょっと内気な人なので、様子をみながら、早く打ち解けられるように、援助してあげようと思ってる。